カレンダー申込管理システムの稼働後も、システムの改良は続けられている。例えば、カレンダー納品先の個別対応が可能になった。もともと、まとめて販売会社へ納品し、販売会社から各販売店に届ける流れを基本としていたが、最近では販売店へ直接納品するケースも出てきている。これに、システム上でも対応できるようにしたのだ。
アクシスの社内でも、カレンダー事業担当者が日常的に改良を加えているという。カレンダー事業では企画立案、絵柄の決定、素材の発注、制作など、年間を通したスケジュールがあり、アクシスでは専任の担当者を、複数置いている。その歴代の担当者が、少しずつシステムの使い勝手を向上させているのだという。
営業企画グループでカレンダー制作の事務局を務める辻村亮子氏も、その1人だ。1年ほど前から担当になり、数年間に渡って熟成されてきたシステムを引き継いだ辻村氏は、FileMakerの利点を、次のように評価している。
「正直なところ、わたしは、FileMakerに熟練したユーザーではありませんでした。でも前任者や、そのまた前任者が、カレンダー申込管理システムを使いこなし、少しずつ改善してきたため、無理なく引き継げたのです。FileMakerのフレキシビリティはすごい。今ではわたしも、現状の業務に合うよう、そして少しでも使いやすくなるように、変更を加えられるようになりました」(辻村氏)
アクシスでは現在、カレンダーシステムのほか、プロジェクトマネジメントや請求書管理、交通費精算などにもFileMakerを活用している。これらのシステムにおいても、同様に日常的な改良が加えられ、業務効率向上を図っているという。
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