日本オラクルはコンテンツ管理製品群の提供を開始した。4つのアプリケーションで構成されており、文書管理を含む企業内のコンテンツを包括的に管理できる。
日本オラクルは7月28日、コンテンツ管理製品群「Oracle Enterprise Content Management Suite 11g」の提供を開始した。Oracle製品や他社製品とも連携できるほか、WebLogic Server 11gにも新たに対応した。前版の10gと比べて、インデックス生成処理を4倍、クエリ処理を10倍、全体のパフォーマンスを93%向上させている。1プロセッサ当たり1968万7500円。
Oracle Enterprise Content Management Suite 11gは「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントの1つ。Microsoft Officeで作成した文書やPDFに加え、Webコンテンツや画像、動画、紙の文書などを包括的に管理する機能を備える。コンテンツの原本管理から配布されたコンテンツの利用制御までを包括的に扱うことができる。
日本オラクル FusionMiddleware事業統括本部 ビジネス推進本部長の龍野智幸氏は「通常の文書管理製品はほかのシステムとの柔軟な組み合わせが実現しにくい」と指摘。「業務を進める上で文書をどう業務プロセスに溶け込ませるか」という視点に立ったOracle Enterprise Content Management Suite 11gが文書管理に加え、電子コンテンツの管理や配布までを一元管理できる点をアピールした。
Oracle Enterprise Content Management Suite 11gは、以下の4つの製品で構成されている。
アプリケーションの名称 | 役割 |
---|---|
Oracle Universal Content Management 11g | コンテンツの管理 |
Oracle Universal Records Management 11g | コンテンツの証拠保全理 |
Oracle Imaging and Process Management 11g | 業務プロセスとの連携 |
Oracle Information Rights Management 11g(2010年3月発表) | コンテンツの利用制御 |
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