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» 2010年08月03日 08時30分 UPDATE

目標は企業のセキュリティアドバイザー、マカフィーの営業戦略

マカフィーは、2010年度の重点施策の1つに法人営業の強化を掲げる。エンタープライズ営業本部長の茂木正之氏に同社の新たな営業方針を聞いた。

[國谷武史,ITmedia]
mr_moteki.jpg マカフィー 取締役 常務執行役員 エンタープライズ営業本部長 茂木正之氏

 2010年度に2けた成長を目指すマカフィーは、重点施策の1つとして法人営業の強化を推進している。同社は法人市場においてどのような営業を展開するのかを、取締役 常務執行役員 エンタープライズ営業本部長の茂木正之氏に聞いた。

 茂木氏は日本オラクルで10年以上にわたって法人営業部門を担当。2001年から常務執行役員、2001年にはミラクル・リナックスの代表取締役社長も務めた経歴を持つ。今年6月にマカフィーに参画し、7月に現職に就任した。

 茂木氏は、就任直後から顧客企業のCIOや情報システム責任者を訪問しており、クラウドコンピューティングの導入をきっかけにセキュリティ対策を抜本的に見直したいという声を頻繁に耳にしたという。

 「クラウド導入の最大の目的はコスト削減。クラウドをきっかけに、投資効果に見合うセキュリティ対策を実現したいというのがCIOの考えだ」と茂木氏は話す。このようなニーズを汲み、企業のセキュリティ戦略アドバイザーというマカフィーの立場を確立することが同氏の役割だ。

 具体的な方針として、茂木氏は企業のCIOとの関係を深めるなかで、「プロアクティブなセキュリティ対策」の導入を呼び掛けていく。プロアクティブなセキュリティ対策とは、企業を取り巻く脅威に対して積極的に防衛手段を講じる手法だ。同社は「Global Threat Intelligence(GTI)」という仕組みを通じて、プロアクティブなセキュリティ対策をサービスとして展開する。

 GTIでは、世界の顧客から得た情報や独自に収集した情報を基に専門チームが脅威動向を解析し、対策に必要な情報や手段を顧客に提供している。従来のシグネチャベースの対策よりも早い段階で、脅威に備えた行動をとれるようにするのが狙いだ。2009年末から今年初めにかけて、米国の複数のIT企業が標的になるサイバー攻撃が発生し、プロアクティブなセキュリティ対策の重要性が高まった。

 プロアクティブなセキュリティ対策はすぐに導入できるものではなく、まず自社のセキュリティ対策レベルを客観的に理解し、それに応じた方法で構築する必要がある。茂木氏によれば、どのように現状把握をすればいいかについて、頭を悩ませている企業が少なくない。このため、同社では企業のセキュリティレベルを診断するツールを用意している。このツールは、投資効果などの視点から自社のセキュリティ対策が世界の企業の中でどの位置にあるのかを経営層に提示する。

 クラウド時代の到来をきっかけに、「多くの企業がセキュリティに対する投資を従来に増して真剣に検討している」と茂木氏。こうした同社のソリューションを提案していくことで、法人市場で2けた成長を達成したいと話している。

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