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» 2010年08月20日 11時02分 UPDATE

HP決算、ストレージとサーバが好調で増収増益

HPの5〜7月期決算は売上高が11%、純利益が6%の増収増益だった。暫定CEOはハードCEO辞任には触れず、同社の従来の戦略に沿って引き続き成長に向けた投資を続けると語った。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は8月19日(現地時間)、第3四半期(5〜7月)決算を発表した。売上高が前年同期比11%増の307億2900万ドルで、純利益は同6%増の17億7300ドル(1株当たり1ドル8セント)だった。エンタープライズ向けのストレージ&サーバ事業の売り上げが好調だった。売上高はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測304億6000万ドルを上回った。

 売上高を部門別で見ると、旧EDS、ストレージ&サーバなどを含むエンタープライズ部門は前年同期比6%増の139億2100万ドルで、そのうちストレージ&サーバ部門が特に好調で19%増の44億4900万ドルだった。一方、サービス部門は1%増と伸び悩んだ。パーソナルシステム部門は17%増の99億1800万ドルと好調だった。イメージング&プリンタ部門は9%増の61億6700万ドルだった。

 地域別では、北南米地域は前年同期比12%増の142億ドル、欧州は9%増、中東およびアフリカは14%増、アジア太平洋地域は8%増だった。HPの総売上高に占める米国外での売上高は63%になり、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の売上高は21%伸びて売り上げ全体の11%を占めた。

 HPは第4四半期の売上高を325億〜327億ドル、1株当たり純利益を1ドル25セント〜1ドル27セントと見込んでいる。また通期の業績予測を第2四半期の業績発表時に示した「1株利益3ドル76セント〜3ドル81セント」から「4ドル49セント〜4ドル51セント」に上方修正した。

 同日公開された業績発表のリリースでは、マーク・ハードCEOの辞任に関しては言及されていない。同社は現在、キャシー・レスジャックCFO(最高財務責任者)を暫定CEOとし、外部のヘッドハンティング企業に依頼して次期CEOを探している。レスジャック氏は「広範囲にわたる第3四半期の好調な実績は、われわれの戦略と実行方針の力を示している。引き続きコスト削減に努め、成長分野に投資していく」と語った。

 同四半期の業績は好調だったが、第4四半期の控えめな予測とマーク・ハード氏の辞任を反映し、同社の株価は時間外取引で一時2%以上下落した。

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