Gmailに新機能「Priority Inbox」 重要なメールを自動識別

Gmailがフィルタリング技術を改良し、スパムだけでなく、「スパムではないが重要でないメール」も区別できるようにした。

» 2010年08月31日 14時38分 公開
[ITmedia]

 米Googleは8月30日、Gmailに重要なメールを区別する新機能「Priority Inbox」(日本語版では「優先トレイ」)のβ版を導入すると発表した。

 この機能は、多数のメールの中から重要なメールを自動的に識別するというもの。Gmailでは以前からスパムをフィルタリングしているが、フィルタリング技術を進化させて、「スパムではないが重要でないメール」と重要なメールの区別もできるようにしたとしている。

 Priority Inboxは受信トレイを「重要な未読メール」「スター付き」「その他」の3つに分け、受信時に自動的に重要なメールを振り分ける。どれが重要なメールかは、「ユーザーがどの人によくメールを送っているか」「ユーザーがどのメールを開いて返信しているか」などに基づいて自動的に判断する。Gmailの分類に間違いがあった場合は、受信トレイの上にある「+」ボタンと「−」ボタンをクリックして調整できる。独自のフィルターを設定して、特定の条件を満たすメールを「重要」に振り分けるようにすることもできる。

 Priority Inboxは1週間ほどかけて全Gmailユーザーに提供していくという。

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