AppleがiPhoneのモバイル広告に関する制限を緩和したことに、モバイル広告のライバルであるGoogleが「喜んでいる」と語っている。
AppleのiPhoneデベロッパー規約改定に対し、Googleは9月9日、「モバイルコミュニティーの皆にとって素晴らしいニュース」とするコメントを発表した。
この規約改定では、モバイル広告に関する条項が緩和されている。改定前は、Google傘下のAdMobのような非独立系の広告サービスを排除する内容となっていたが、新たな規約ではそのような制限が撤廃されている。
Googleはこの変更を、「開発者が(AdMobも含む)さまざまな広告ソリューションを選択できる」「iPhoneアプリ内広告を多数のモバイル広告企業にオープンにする」と評価し、ユーザー、開発者、広告主に恩恵をもたらすと述べている。
AdMobのオマル・ハモイCEOは以前の規約を「人工的な競争障壁を作り出す」と批判していたが、今回の変更について「Appleが規約を明確にしたことに喜んでいる」とコメントしている。
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