ハッシュタグに気をつけろ！――狙われたTwitter：オルタナブログ通信（3/4 ページ）

[森川拓男，ITmedia]

Twitterって何ツール？

「Twitterって何？」と聞くと、多くの人が「コミュニケーションツール！」という感じのことをお答えになると思います。まぁ、確かにそうなのかもしれませんが、実はそのTwitterにおけるコミュニケーションの概念というか幅が、とてつもなく広く取れるものだよなーと最近あらためて思い、筆をとった次第です。

　Twitterって何ツール？：普通のおじさんとソーシャルメディア。

　今回のキーワードランキングで3位に急浮上したTwitter。もはや、一般に対しても説明不要なぐらい、テレビなどのマスメディアでも普通に取り上げられるようになっている。

　ここで質問を投げ掛けたのが、そのものズバリ、高木芳紀氏「普通のおじさんとソーシャルメディア。」のTwitterって何ツール？だ。

　Twitterはコミュニケーションツールではあるが、単純なコミュニケーションツールではないということが、高木芳紀氏が紹介してくれたサービスから見えてくる。これは同時に、新たなビジネスチャンスをもうかがえる余地があるということかもしれない。Twitterの今後の展開に注目だ。

ハッシュタグが狙われる！

　最近驚いたのは、ハッシュタグを用いた「嫌がらせ」が出てきたという話です。複数の事例を聞きました。（中略）とても便利なハッシュタグなのですが、悪意を持った人がいると、同じハッシュタグでよからぬことを書いたりするのです。場合によっては、それがスクリーンに大きく出てしまったり、USTの横に表示されたり。

　ついったーのハッシュタグ荒らしも登場・・・：きょこ　コーリング

　一見便利に見えるTwitterとて、悲しいかなそれだけではないのが現実のようだ。加藤恭子氏「きょこ　コーリング」のついったーのハッシュタグ荒らしも登場・・・によると、Twitterのハッシュタグを狙った荒らし行為が行われるケースがあるとのこと。嫌がらせ程度ですめばいいが、企業が満を持して開催したイベントを荒らされた日には、目もあてられない。最近は、ストリーミング中継を行うケースも多いから、ますます被害が広がる可能性もあるのだ。

　この対策としては、加藤恭子氏が指摘するように、「動じない、騒がないでTwitterのボタンでスパム報告」するようにしよう。これしか正解はないかもしれない。

　また、企業がTwitterを使うに当たって必要なものかもしれないと思われたのが、野村直之氏「メタデータが拓くリアルタイムでパーソナルなサービス」のツイッター監視TwitSafe99開発者の思いで紹介されたサービスだ。今後に注視したい。