シスコは、統合化された次世代データセンターの実現を支援するための新たな製品およびサービスを発表した。
シスコシステムズは9月28日、同社が提唱する次世代データセンター構想に基づいたネットワークおよびサーバ関連の製品やプロフェッショナルサービスを新たに発表した。
発表したのは、仮想マシン単位でのセキュリティ管理を可能にするソフトウェア「Cisco Virtual Security Gateway」、VMwareおよびCisco UCS、x86ベースのサーバ上で動作するWAN最適化ソフトウェア「Cisco virtual Wide Area Application Services」、ポート密度を従来の2倍に高めた48ポート搭載の1ラックユニットサイズのスイッチ「Cisco Nexus 5548」、Nexusシリーズで利用可能な「Cisco Nexus Fabric Extender 2224TP」、Intel Xeon 6500/7500プロセッサシリーズをベースにしたブレードサーバ「Cisco UCS B230」の各製品となる。
プロフェッショナルサービスでは、仮想デスクトップ環境の導入や、上記の新製品などを利用したWAN最適化のテストおよび認証の新メニューを提供する。
同社はデータセンター向けビジネスにおいて、ネットワークおよびコンピューティングシステムの統合により、運用の柔軟性や設備の拡張性に優れたデータセンターの実現を支援する構想を掲げている。今回発表した各製品やサービスは、この構想に基づくもの。
製品発表と併せて同社は、統合コンピューティングシステムの「UCS」の導入企業数が1700社を超えたことを明らかにした。40社以上の独立系ソフトウェアベンダーがUCS向けの開発を行っており、数万種のアプリケーションがUCSに対応している。
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