2社は、オンプレミスとプライベートクラウド、パブリッククラウドを連携できるサービスの開発に着手する。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とマイクロソフトは10月13日、企業向けクラウドコンピューティングサービス分野での協業を発表した。
NTT Comが提供するホスティングサービス「Bizホスティング エンタープライズ」と、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Windows Azure Platform」を連携させたサービスを開発する。
オンプレミス(自社運用)とBizホスティング エンタープライズを利用したプライベートクラウド環境、Windows Azure Platformによるパブリッククラウド環境を組み合わせて利用できるようになり、オンプレミスのみの場合に比べて、情報システムの全体的なコストを約5割削減できるという。
2社は、今年2月からエンジニアの育成支援や検証用の環境提供、技術情報の共有といった活動を始めており、今回の協業でサービス開発を本格的に進める。12月には試験サービスの受け付けを始め、2010年度第4四半期中に提供を開始する予定。
複数のサービス環境を接続するためにシングルサインオンやアクセス手段の実現を目指す。また、異なるサービス基盤の監視や構成管理、変更管理などを一元的に行うための管理システムも提供する計画だという。
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