UTMで管理可能な無線LANアクセスポイント、フォーティネットが発売

「FortiGate」のファームウェアを最新版に更新することで、無線LANアクセスポイントを利用できるようになる。

» 2010年10月15日 11時03分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 フォーティネットジャパンは10月15日、無線LANアクセスポイント(AP)製品「FortiAP-220B」を発表した。同社のUTM(統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate」で管理が行え、数台から数千台規模のAPを利用した無線LAN環境を構築できる。

 新製品は、IEEE 802.11a/nおよび同b/g/nのデュアルバンドの利用が可能。無指向性アンテナを内蔵しており、天井面などに設置することで広範囲をカバーする。最大スループットはデュアルバンド利用時で600Mbps。SSIDを16個まで登録できる。

FortiAP-220B

 新製品と連携するFortiGateの機種は、小規模オフィス向けの「FortiGate-60C」や大規模オフィス向けの「同620B」など。無線LANコントローラーの機能をサポートしたFortiGateの最新版ファームウェアにアップデートすることで、APの管理が可能になる。また、イーサネットポートからの給電(PoE)にも対応。PoEが可能なFortiGate-200Bを使用すれば、電源ケーブルが不要になる。

 同社はFortiGateとFortiAPを組み合わせることで、無線LAN通信に対してもセキュリティ対策を適用できるようになり、セキュアな無線LAN環境を実現できると説明する。

 本体の参考価格は11万9000円(初年度サポート費込み)。今年第4四半期中に出荷を開始する予定である。

関連キーワード

UTM | Fortinet | 無線LANアクセスポイント


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ