NEC、仮想PC型シンクラシステムをXenDesktopに対応iPad、Androidも端末に

NECは「VirtualPCCenter」をXenDesktopに対応させた。ICAプロトコルが通るiPadやAndroidデバイスもシンクラ端末として利用できる。

» 2010年10月19日 16時26分 公開
[石森将文,ITmedia]

 NECは10月19日、仮想PC型シンクライアント「VirtualPCCenter(以下、VPCC)」を強化し、販売を開始した。具体的には、Citrix XenDesktopに対応したことでICAプロトコルで通信可能となり、ネットワーク帯域が細い環境での操作性を改善したという。

 これは、同社のシンクライアント端末「US300c」に限らず、ICAプロトコルに対応したiPadやAndroidデバイスも、VPCCの端末として利用可能になったことを意味する。またNECでは「従来からの統合自律運用管理機能により、利用する仮想化基盤製品によらず、数万台規模にのぼる運用最適化が可能。またマイクロソフトのApp-Vでアプリケーションを仮想化することで、上位アプリケーションの管理も効率化できる」としている。

 なおVPCCには、シトリックスやマイクロソフトと共同で稼働検証した「検証済みシステムモデル」を設ける。これによりユーザーはコストを抑えつつ、迅速で確実にシステムを導入(および運用)できるという。

 1クライアント当たりの初期コストは、税別7万7000円から。NECはVPCCを、11月11日から開催する「NEC C&Cユーザフォーラム&iEXPO2010」に出品する。

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