NEC、中堅中小オフィス向けのラック型NAS「iStorage NS500Ra」を発表性能を70%向上、消費電力は30%削減

NECが発表した「iStorage NS500Ra」は、業務データの増量に悩む中堅中小企業ユーザー向けと位置付けられた2wayラック型NAS製品だ。

» 2010年10月22日 13時10分 公開
[石森将文,ITmedia]

 NECは10月22日、2Wayラック型NAS「iStorage NS500Ra」を発表した。同日から販売を開始する。

 同製品は主に、中堅中小企業のオフィスにおいて、ファイルサーバやバックアップストレージとして使われることを想定している。インテルXeonプロセッサ E5620の採用やメモリを最大32ギガバイトまで拡張可能としたことで、処理性能を従来比最大70%向上した反面、消費電力は従来比約30%削減したという。OSにはWindows Storage Server 2008(x64)を採用する。

 iStorage NS500Raには、「12テラバイト搭載モデル」と「ディスク拡張モデル」が用意される。前者はSATA HDD搭載量を従来比2倍の12テラバイトに増強し、バックアップ用途に向くという。後者については、ユーザーのニーズに応じてSAS HDDを12本/6テラバイトまで拡張できるとともに、テープ装置を内蔵する。より高速なアクセスを求めるならば、SSDも搭載できる(ディスク拡張モデルのみ)。

 なお両製品ともに、NECのSAN製品「iStorage Dシリーズ」と接続でき、HAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X」と組み合わせることで、大規模な環境での運用にも耐え得るという。

 価格は12テラバイト搭載モデルが税別99万8000円から、ディスク拡張モデルが税別64万8000円から。どちらも10月26日から出荷される。

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