大手VCのKPCB、2億5000万ドルのソーシャル企業支援ファンド「sFund」立ち上げFacebook、Amazon、Zyngaも出資

FacebookやZyngaに出資しているベンチャーキャピタルのKPCBが、次世代ソーシャルサービスを手掛けるベンチャー企業育成を目的とした新ファンドを立ち上げた。

» 2010年10月22日 14時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 kpcb 左から、ジョン・ドーア氏、Amazonのジェフ・ベゾス氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏、KPCBのビング・ゴードン氏(21日の記者会見にて)

 米大手ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)は10月21日(現地時間)、ソーシャルサービスを手掛ける新興企業を支援する2億5000万ドル規模のファンド「sFund」を立ち上げたと発表した。

 sFundには、「現在のソーシャルオンライン環境を規定した」米Facebook、米Amazon.com、米Zynga、米Comcastなども出資する。米国外の企業も対象となっており、選定された企業は資金のほか、Amazon Web Services(AWS)のサービスやFacebookの開発チームからの助言などを受けることができる。

 同ファンドは、KPCBのビング・ゴードン氏が率いる。同氏は米EAでCCO(最高クリエイティブ責任者)を務めた経験を持ち、Amazon.comとZyngaの取締役でもある。KPCBのパートナーであるジョン・ドーア氏は「われわれは、ソーシャルインターネット革新者にとっての新時代の始まりに立ち会っている。今ほど新たなソーシャルベンチャー立ち上げに最適なタイミングはない」と語った。

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