コンビのベビー用品の安全・安心を高めるデルのPowerEdgeサーバ品質に取り組む姿勢が共通

ベビーカーやチャイルドシートをはじめ、安全で高品質なベビー用品を開発・販売するコンビ。グローバルなビジネス展開を図る同社では、基幹システムを稼働するITプラットフォームとして、インテル® Xeon® プロセッサー搭載のデル製品を採用しているという。その根拠はどこにあるのだろうか?

» 2010年11月18日 10時00分 公開
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経営にITを積極活用する

コンビの代表取締役社長、松浦弘昌氏

 コンビは、1957年に設立された、創業半世紀を超える歴史ある企業だ。1961年に「コンビ」ブランドで哺乳ビン、おまる、食器の製造を開始して以来、ベビー用品の専門メーカーとして発展してきた。

 「当社がベビー用品メーカーとして飛躍するきっかけになったのは、当時は世の中に存在しなかった“プラスチック製おまる”を開発したことでした。その後、赤ちゃんを寝かせる“コンビラック”がヒットし、当時のベビーブームと高度成長期の波に乗って、会社が大きく発展しました。世の中が豊かになってベビーカーを手がけ、さらに法制化によって義務付けられたチャイルドシートを普及させるなど、常に顧客の声に耳を傾けながら事業を広げてきました」と代表取締役社長の松浦弘昌氏は話す。

 コンビは、本格的な少子化時代に突入した1980年代後半から積極的に海外へと進出。1989年には米国法人を設立し、1991年には香港に生産・販売拠点を設立するなど、早くからグローバルなビジネス展開を図ってきた。

 「わたし自身、1991年に香港の拠点を立ち上げる際に責任者として赴任してから、常にグローバル市場を意識してビジネスを推進してきました。2002年には、グローバル展開をさらに加速させるためにコンビのブランドビジョンを策定し、全世界で認知されやすいロゴマークへと変更するなどの施策を行っています」(松浦氏)

 グローバル化を推進する上で欠かせないのが、ITの活用である。コンビでは早期から、基幹システムにERP(Enterprise Resource Planning)システムを導入し、経営にITを取り入れてきた。

 「経営上のさまざまな判断、あるいは考え方や動き方の基礎になるのがITインフラであり、今やITはなくてはならない存在です。そういう意味で、当社では経営とITが非常に密接な関係になっていると言えます」(松浦氏)

高性能性と良好なコストパフォーマンスからインテル® CPU搭載デル製品を選択

コンビのIT統括部 部長の山田徹也氏

 コンビでは、基幹システムを稼働させているITプラットフォームとして、デルの「PowerEdge」サーバを採用している。それまで、ファイルサーバなど部分的な導入にとどまっていたデル製品を基幹システム向けに採用し始めたのは、2007年からのことだという。コンビで情報システム部門を担当するIT統括部 部長の山田徹也氏は、デル製品導入までの経緯を、次のように説明する。

 「当社では、ERPシステムを導入した際に、システムインテグレーターを通じて他社製サーバを調達し、運用していました。世界的な大手メーカーの製品だったこともあり、システムインテグレーターに提案されたまま導入しましたが、運用を始めてからはいろいろな問題点が出てきました。とくに、運用開始後わずか2年でパフォーマンス上の課題を抱えることになり、ソフトウェアやデータベースのチューニングで対応してきたものの、根本的な課題解決にはいたりませんでした。そのため、資産償却が終わるタイミングでサーバのリプレースを検討することになったのです」(山田氏)

 システムインテグレーターに任せたことの反省から、次のサーバはコンビのIT統括部自身が判断しようと、2007年に各社のサーバを比較・検討したという。そうした中で、コンビが選択したのが、デルのPowerEdgeサーバだった。

 「デルを採用する決め手になったのは、コストと機能のバランス、つまりコストパフォーマンスです。それでいて、電力効率と性能が高い次元で両立されたインテルのXeonプロセッサを搭載していることもポイントでした。他社製品と比較して、デルの製品がリーズナブルな価格設定とはいえども、導入する当社にとっては決して投資額が小さいわけではありません。当社が考えていた要件に最も合致する提案をしてくれたのが、デルでした」(山田氏)

安定稼働こそが「最大の導入効果」

PR:次世代の仮想化サーバ PowerEdge R710 シリーズ

仮想環境のパフォーマンスを左右するメモリ容量とI/Oの帯域幅を拡張し、仮想サーバ群のシンプルな一元管理を実現しました。また、搭載されたインテル® Xeon® プロセッサー 5600番台は、アプリケーションの要求に応じて自動的に消費電力を調整し、スマートにサーバのパフォーマンスを制御するため、電力効率と性能がいずれも最大限に向上します。


 デルのPowerEdgeサーバを採用することに決定したコンビでは、2007年に基幹システム向けのプラットフォームとして導入、2008年から本番稼働を開始した。現在は、基幹システムとして採用している「SAP ERP」が稼働している6台のサーバに加え、コンビのコンシューマープラザ(顧客相談室)で利用しているCRMシステム、ミドルウェアが稼働するサーバなどにも、PowerEdgeサーバを採用しているという。

 「現在、全部で26台のサーバを運用していますが、そのうち半数以上がデルのサーバに置き換わりました。当社では、品質にこだわった製品を開発・生産していますが、この品質へのこだわりはサーバの機種選定にもそのまま当てはめ、スマートかつ高性能なインテル® Xeon® プロセッサを搭載した機種を導入しています」(山田氏)

 PowerEdgeサーバを本格的に導入してから3年が経過したが、この間ハードウェアのトラブルは発生していないという。

 「以前のサーバで発生したパフォーマンスの問題もまったく起きていません。サーバを利用する業務部門にとって、ITインフラは“動いて当たり前”ですから、トラブルがなく安定して稼働し続けていることが、最大の導入効果となっています」(山田氏)

 また、デルがPowerEdgeサーバに無償でバンドルしている管理ソフトウェア「OpenManage」に関しても高く評価しているという。

 「デル製品を入れて良かったと思ったのは、無償で提供されている管理ツールです。デルは、ハードウェアだけでなくサーバに付随する運用管理の品質向上に対して積極的に取り組んでいるので、そうした姿勢は当社と共通するものがあります」(山田氏)

グローバル化を加速するパートナーシップを期待

 コンビでは、PowerEdgeサーバと同時にDell|EMCブランドのファイバチャネルストレージ「CXシリーズ」も導入している。このストレージに対する評価も高いという。

 「Dell|EMCストレージを導入して最も有用だったのが、バックアップ処理の運用負荷を大幅に軽減するスナップショット機能でした。これは、デル製品を採用した決め手の一つでもあります。当社がスナップショットの仕組みを採用した当時は、まだ導入事例も少なかったので、他社の情報システム担当者に話をすると、口を揃えて導入したいと言われたものでした」(山田氏)

 なお同社では、デルのPowerEdgeサーバを採用した基幹システムをはじめとするオンプレミス型のITプラットフォームに加え、クラウドコンピューティングの導入も積極的に進めようとしている。その取り組みの1つとして、クラウド環境を利用したイントラネットポータルがまもなく稼働する予定だ。

 さらに将来的には、グローバル化推進の一環として、海外拠点のITインフラについても見直していく方向にあるという。

 「例えば中国の拠点では、地場メーカーのサーバを、デファクトスタンダードとしているケースもあります。このように個別に独立したシステムでは、経営判断に必要な情報を収集するにも時間がかかり、迅速な意思決定が難しくなります。今後は、海外拠点のITインフラを共通化することも含めて、見直していきたいと考えています」(山田氏)

 グローバル市場でITビジネスを展開するデルに対して松浦氏は、経営者として大きな期待を寄せる。

 「デルは、グローバルにビジネスを展開しているところが強みだと感じています。当社もグローバル化を加速していくにあたり、これからもデルとのパートナーシップを強化し、いっしょにビジネスをしていけたら良いと考えています」(松浦氏)

育児と経営には、品質最優先のグローバルITが必要

デルスモール&ミディアムビジネス マーケティング本部 北アジア地区 本部長 原田洋次氏

 国内のERPシステムの導入、アジアと欧米を含む現場のイントラネット構築、そして次は現場と経営のグローバルな見える化など、コンビの着実なIT展開は、品質にこだわるベビー用品メーカーの哲学に沿ったもの。デルのサーバに対する厚い信頼には熱いものを感じます。

 しかし今後は、デルのグローバルなビジネスとグローバルなITが持つ価値を生かして、コンビの新たな価値創造を支援する提案も欠かせません。育児は人類の生命線です。そのためにITができることはまだあります。“お母さんの声”をどう経営に生かすか、現場の声をどう商品開発に生かすのか。もっとデルの知恵に期待してほしいと思います。

信じる道を行く5人のストーリー INDEX
【第1回】家本 賢太郎
クララオンライン 代表取締役社長
(2010/09/21公開)
【第2回】倉橋 泰
ぱど 代表取締役社長
(2010/10/12公開)
【第3回】島村 達雄
白組 代表取締役社長
(2010/10/29公開)
【第4回】松浦 弘昌
コンビ 代表取締役社長
(2010/11/18公開)
【第5回】笠原 健治
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(2010/12/08公開)

※Intel、インテル、Intelロゴ、Xeon、Xeon Insideはアメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporationの商標です。
※PowerEdge、DELLロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。

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提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2010年12月27日