SAP、BIコンサルからIFRS関連資産を買収

SAPがBIコンサルティングのcundusからIFRS関連資産を買収し、BusinessObjects EPMの一部として販売する。

» 2010年12月17日 16時41分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 独SAPは12月16日(現地時間)、BIコンサルティング企業の独cundusからIFRS関連製品を買収することで合意に達したと発表した。買収金額などの詳細は公表されていない。取引は年内に完了する見込みだ。

 SAPが買収するのは、XBRLフォーマットの財務報告書作成をサポートする「Financial Statement Factory」およびSAP NetWeaver向けの情報分析ソフト「informationCollector」と、それらに付随する知的財産(IP)、顧客との契約、担当する従業員など。XBRLは財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化したXMLベースの言語で、米証券取引委員会(SEC)などの監督機関への資産報告はこのフォーマットで提出する必要がある。

 SAPは買収した製品を、「BusinessObjects」のポートフォリオの一部として販売する計画だ。cundusは今後も独立したBIコンサルティング企業として、欧州市場でSAP製品の導入をサポートしていく。

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