マーケティング業務の効率化を目標に――ニッセンが分析ツールを導入

担当者のスキルに依存しないマーケティングキャンペーン業務を実現する手段としてSASのソリューションを導入した

» 2011年01月19日 17時42分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 通信販売大手のニッセンは、マーケティングキャンペーンでの業務改善を目的に、顧客管理/マーケティング分析ツールの「SAS Campaign Management」を採用し、12月から稼働を開始した。提供元のSAS Institute Japanが1月19日に発表した。

 ニッセンでは、個々のニーズを踏まえたきめ細やかな顧客との関係作りを目標としており、特にマーケティングキャンペーンの実施から効果検証までの業務効率を改善することが課題となっていた。

 SASによれば、一般的にマーケティングキャンペーンでは対象リストの作成や内容設計、効果検証などの作業において、担当者のスキルに依存する部分が多く、プロセスの進捗具合にも影響する。業務を効率化するには、作業を標準化したり、ノウハウを部門内で共有したりできる仕組みを活用することが近道になるという。

 SAS Campaign Managementは、マーケティングキャンペーンの業務を支援する機能を提供する。複数のデータソースから必要なデータを抽出・統合して、対象リストを迅速に作成できるほか、キャンペーンの実施や履歴の管理、効果検証などが行える。

 ニッセンではSAS Campaign Managementを活用した業務効率化を進め、将来的にはダイレクトメールや電子メール、電話といった顧客接点(コンタクトチャンネル)ごとの履歴も統合的に管理できるようにするとしている。

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