ビジネスSNSのLinkedInがIPOを申請

9000万人のユーザーを擁し、多様な企業が人材採用に利用しているビジネスSNSのLinkedInが株式公開を申請した。

» 2011年01月28日 16時51分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 ビジネス目的のソーシャルサービスを手掛ける米LinkedInは1月27日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に株式公開を申請したと発表した。公開株式数や上場の日程、銘柄コードなどの詳細はまだ明らかにしていないが、最大1億7500万ドルの調達を目指し、NASDAQ上場を計画している。

 幹事会社はMorgan Stanley、BofA Merrill Lynch、J.P. Morgan Securities、UBS Securitiesが共同で務める。

 LinkedInは2003年創業のカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置く非公開企業。ビジネスに特化したSNSを200カ国以上で展開している。ユーザーは自分の職歴やスキルをプロフィールページに記入することで就職活動に利用できる。同社の主な売り上げは、企業に提供する雇用およびマーケティングソリューションと、プレミアム会員登録料によるものだ。

 SEC提出文書によると、2010年1月〜9月の売上高は前年同期間から倍増の1億6140万ドルで、純利益は1001万ドルだった。前年同期間は338万ドルの赤字だった。2010年12月31日現在の従業員数は990人で、サービスの会員数は9000万人以上。

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