Flash Player 10.3には動画の視聴回数などを測定できる解析機能が加えられている。
米Adobe Systemsは3月7日、Flash Player 10.3のβ版をリリースした。解析機能やアコースティックエコーキャンセレーションなどを加えている。
このバージョンでは、開発者はFlash Playerと解析ツールAdobe SiteCatalystを使った動画の視聴解析を実装できる。動画の配信経路や視聴者へのリーチ、視聴回数などを測定可能だ。アコースティックエコーキャンセレーションも利用でき、高音質なネット電話やゲーム内ボイスチャットなどを提供できる。
またローカルストレージ管理がブラウザのプライバシー設置と統合され、cookieを削除するのと同じように、ローカルストレージをクリアできる。この機能はFirefox 4、Internet Explorer(IE)8以上、SafariおよびChromeの今後のリリースで利用できる。
プライバシーやセキュリティの管理が簡略化され、Mac OS版では自動アップデート通知もサポートされる。64ビット版はなく、次のメジャーアップグレードからの提供となる。
Flash Player 10.3βはAdobe LabsからWindows版、Linux版、Mac OS版をダウンロードできる。
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