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» 2011年03月10日 07時00分 UPDATE

SAP、BI、EIM製品の最新版を提供開始

インメモリコンピューティング技術の採用により、リアルタイム分析をより強化したBIツール最新版をSAPが発表した。

[内野宏信,ITmedia]

 SAPジャパンは3月9日、BI製品「SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0」(以下、SAP BI 4.0)と、企業情報管理製品「SAP BusinessObjects Enterprise Information Management 4.0」(以下、SAP EIM 4.0)を提供開始すると発表した。両製品の連携を強化したことで、企業の情報基盤全体を整備、最適化できるほか、2010年12月に発表したリアルタイム分析アプライアンス製品「SAP High-Performance Analytic Appliance」(以下、SAP HANA)との連携も強化し、社内外に存在する膨大な量のデータの超高速での取得・分析を可能にしたという。

 ビジネスのグローバル化、複雑化に伴い、企業の情報は日々、爆発的に増加している。加えて、社内外で交わされる電子メールや、Twitter、SNSといったソーシャルメディアなどによって生成される非構造データも増大の一途をたどっているが、これらのデータはビジネスの効率的な推進、顧客満足追求などにとって、欠かせない手掛かりとなる。従って「日々蓄積される膨大なデータをいかに効率よく扱い、迅速に分析できるか」に企業の競争力は大きく左右される。

 今回のBI製品「SAP BI 4.0」では、インメモリコンピューティング技術を活用したリアルタイム分析アプライアンス製品「SAP HANA」との連携を強化。膨大な量のデータを超高速で分析可能とした。また、同社のデータウェアハウス製品「SAP NetWeaver Business Warehouse」との連携も最適化し、従来比で5倍高速な処理を可能としたという。

 また、買収した米サイベースの「Sybase Unwired Platform」を活用してモバイル対応も強化。経営層や営業スタッフがiPadなどからでも、随時データを分析できる環境を整えた。ダッシュボード、検索ツール、レポーティングツールなど、従来は個々に導入・活用していたBIツール群を、本製品によって1つに統合することも可能だという。

 一方、SAP EIM 4.0により、社内外に散在している構造データや、文書、電子メール、Twitterなどの非構造データを仮想的に統合可能とした。これにより、ユーザーは「社内のどこに、どんな状態でデータが存在しているのか」を意識することなく、随時、正確なデータを基にBIを活用できるという。

 同社 ソリューション営業統括本部 本部長 バイスプレジデントの上野豊氏は、「従来、BI製品は製造業が中心的なユーザーだったが、今後は大量データを扱うために、基幹系システムよりも情報系システムに投資している流通、小売、金融業への拡販も狙う。当面は既存のパートナー企業とともに、150社への新規導入を目指したい」と話している。

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