「Angry Birds」のRovioが4200万ドルの増資

iPhoneゲーム「Angry Birds」が大ヒットしたゲームメーカーRovioが、Accel Partnersなどから4200万ドルを調達した。同社は年内にPS3、Xbox 360、Wii版の公開を予定している。

» 2011年03月11日 11時20分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 iPhoneやAndroidで人気のゲーム「Angry Birds」のメーカーであるフィンランドのRovioは3月10日(現地時間)、シリーズA増資ラウンドで4200万ドルを獲得したと発表した。

 リードインベスターは、米Facebookや米Grouponにも投資するベンチャーキャピタル(VC)大手のAccel Partnersと、Atomico Ventures。AtomicoはルクセンブルクのSkypeの共同創業者で取締役のニクラス・ゼンストローム氏が創業したVCだ。ゼンストローム氏はRovioの取締役に就任する。

 Rovioは2003年創業のモバイルゲームメーカーで、現在従業員は50人。Angry BirdsはiPhoneアプリ版で火がつき、現在はAndroid、Palm、Symbian、デスクトップ版が提供されている。同ゲームの月間アクティブユーザー数は4000万人という。この春にはWindows Phone 7版をリリースし、年内にPS3、Xbox 360、Wii版も登場する予定だ。また、2月に発売したゲームに登場する人気キャラクターのぬいぐるみは累計で2万点以上売れ、バーチャルグッズも好調という。

 同社は調達した資金を、サービス提供地域やプラットフォームの拡大、関連商品の開発に充てるとしている。

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