Facebook、Googleに続きクーポン購入サービス「Deals」を米国でスタート

ユーザーは地域ビジネスのディスカウントクーポンをカードあるいはFacebook Creditsで購入でき、友達とクーポン情報を共有できる。

» 2011年04月27日 08時05分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは4月26日(現地時間)、クーポン販売を含む地域ビジネス関連サービス「Deals on Facebook」を立ち上げたと発表した。まず米国の5つの都市(アトランタ、オースティン、ダラス、サンディエゴ、サンフランシスコ)でスタートし、段階的に提供地域を拡大していく計画だ。

 同社は昨年11月に位置情報を使った割引サービス「Deals」を米国で開始しているが、今回発表のDealsはこれとは別のサービスで、旧Dealsは「Check-In Deals」に名称変更された。

 Dealsは、米Grouponなどのクーポン購入サービスと同様に、ユーザーによる地域ビジネスのクーポン購入を仲介するものだが、Facebookは「ディスカウントよりも、Dealsを通じてユーザーが友達と興味深い体験をすることが重要」という。ユーザーはクーポンを購入するだけでなく、クーポンの情報を友達と共有できる。クーポンは、クレジットカードまたはFacebook Creditsで購入できる。

 クーポンの例として、米音楽番組Austin City Limitsが主催するコンサートの特別チケットが紹介されている。このチケットは枚数限定で、バックステージへの入場や夕食のケータリングサービスが付属する。

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 Dealsの情報はメールやニュースフィードを通じて提供されるほか、ホームページに新設された「Deals」タブでもチェックできる。また、友達がクーポンを購入したり「いいね!」を投稿すると、(当然)ニュースフィードに表示される。

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 Dealsを提供する地域ビジネスは、Facebookページ(旧ファンページ)を立ち上げる必要がある。ユーザーは、こうしたページでいいね!をクリックしないとクーポンが購入できないようだ。

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