国内に、海外に、正確な情報を――日本を元気にするチカラオルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2011年05月06日 16時50分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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Twitterからログアウトすると「モバイルでも一緒にいたい」って言う

 Twitterのデスクトップのホームページ、4月になって表示が変わりました。

 Twitterからログアウトすると「モバイルでも一緒にいたい」って言う:海外速報部ログ


 斉藤徹氏「In the looop」のmixi, Twitter, Facebook 2011年3月最新ニールセン調査〜震災の影響でソーシャルメディア利用者が急増。Facebookは760万人超えによると、「震災の影響で、ソーシャルメディアの活用が劇的に増加したことが分かった」という。「大震災の影響で、特に首都圏において、ソーシャルメディアが電話に変わるコミュニケーション・インフラとして活用されたこと、また災害時における強さが再認識されたことで、これら三サービスとも大きく利用者数を増やしたことにつなかったと推測され」るという。ただし、災害時に強いと言っても、被災地ではあまり有効ではなかったのは、冒頭で取り上げた通りである。

 佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のTwitterからログアウトすると「モバイルでも一緒にいたい」って言うで「Twitterのデスクトップのホームページ、4月になって表示が変わりました」と知らされて、初めて気が付いた。ログアウトすると――

「Twitterからログアウトしました/モバイルでご利用できます」のメッセージ

 佐藤氏のエントリーでは英語版のメッセージだが、日本語版ではこのように「Twitterからログアウトしました/モバイルでご利用できます」というメッセージが表示される。すなわち、「デスクトップからログアウトしたってことは、これからお出掛けなんですよね? じゃ、お出掛け中はモバイル端末で引き続きTwitterを使ってくださいね。あ、もしかしてまだアプリをお持ちでない? でしたらここに各モバイル端末用アプリへのリンクを用意しましたんで、是非インストールしてってくださいね」ということだ。最初からスマートフォンなどで利用したりアプリを使っている人は別だが、そうではない人向けのいい誘導の仕方かもしれない。

 ソーシャルメディアということで何かと比較されてしまうTwitterとFacebookだが、やはり役割が違うということを調査から明らかにしてくれたのが、吉政忠志氏のFacebookとTwiterの利用状況比較資料。結局、Facebookは実名インターネットで、Twitterはオープンで手軽な電子メールなのかも!?だ。よく言われることだが、「本来比べるべきものではない」かもしれない。

 そんな中、ECサイトが運用するTwitterについての調査結果が、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のECサイトのTwitter、約半数が1000ツイート以上呟くで紹介されており興味深い。確かに、「ただこのツイート数、アカウント開設後の累計なのか月間、週間などの特定期間での回数なのか補足が無いので分からない」など、データとしては欠くところがあるが、今後のリサーチの参考になるかもしれない。

 吉川氏からはブロガーは浮気しない?で、もう1つ興味深い調査結果が紹介された。「今の日本のソーシャルメディアの利用頻度での順位は1位mixi、2位ブログ、3位Twitter、4位Youtubeとなる」というが、「登録状況で順位付けするとmixi(52.4%)、Twitter(41.2%)、ブログ(40.3%)」と順位が入れ替わるというのだ。また、「他のソーシャルメディアを利用することが増えたから」と「ソーシャルメディアの利用頻度が著しく低下」するというが、「ブログユーザだけはその値が低い」というのが注目される。

 ただしこの調査、「2011年3月9〜14日となっており大震災の起きた日を挟んでいる」とのこと。吉川氏の言うように、「大震災直後はTwitterを始めとしたソーシャルメディアの有益性が叫ばれていた時期だがそれが調査結果に影響があったかどうかも気になる」のは確かだ。

悪口へ冷静に対応するには

 たとえ誰でも知っているような有名なブロガーでも、中身は同じ生身の人間。普通に悪口や中傷を言われて傷つくのは当り前のこと。耐性が強い訳ではないのです。

 悪口へ対処するための処方箋:永井孝尚のMM21


 永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の悪口へ対処するための処方箋では、「私も、悪口を言われたり、ソーシャルメディアや2ちゃんねるなどで見ず知らずの人から誹謗中傷を受けると、肥やしにすべきと思いつつ、結構落ち込んだりしています」という。筆者も、同様に落ち込むことは多い。「たとえ誰でも知っているような有名なブロガーでも、中身は同じ生身の人間。普通に悪口や中傷を言われて傷つくのは当り前のこと。耐性が強い訳ではない」のだ。

 そこで永井氏はちょっとした対応策を授けてくれた。「隣の人から見ると、他人に対する悪口は、結構冷静に見えている」ことを利用して、「悪口を言われたら、まず近くの人に正直な気持ちで話してみるのはいかがでしょうか? 結構冷静な目でアドバイスをくれて、より的確な対応が取れることが多いように思います」というのだ。たとえ的確なアドバイスがなくても、「人間は弱いもので、自分ですべてを抱えずに少し周囲に愚痴を言ってみることで、救われることもある」。その上で、「悪口を肥やし」にできればいいのではないだろうか。永井氏のいうように、「批判を前向きに受け止められれば、理想」かもしれない。

 以上、4月14〜27日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものを選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでほしい。

 本稿をきっかけにしてオルタナティブ・ブログを読もうとしたが、どこから読めばいいか分からないという読者は、オルタナティブ・ブログの歩き方というナビゲーションページも、ぜひ活用してほしい。

 オルタナティブ・ブログを読むには、大きく分けて2つの方法がある。エントリーを個別に読む方法と、ブロガーごとに読む方法だ。

 エントリーを個別に読みたい人は、新着エントリー一覧をチェックしてみよう。フィード配信もされているので、スマートフォンやタブレットなどのモバイルツールを活用すると、出先でも気軽にチェックできる。また、アクセスランキングから上位エントリーをチェックするのもいいだろう。

 ブロガーごとに読んでみたい人は、ブロガー一覧新規参加ブロガーをチェック。さらに、ブロガーの顔写真“のみ”一覧もある。これはなかなか壮観だ。「女性ブロガー」や「眼鏡ブロガー」のみといった表示方法も用意されている。月間ブロガーベスト30では、読者の注目を集めた旬ブロガーが一目瞭然。TwitterやFacebookなどのアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみよう。

 このほか、オルタナブロガーのインタビュー座談会執筆記事もまとめられているので、ブログ以外のブロガーの姿も見てもらいたい。

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