複数の医療機関で患者情報を共有するSaaS型サービス 富士通

富士通はSaaS型の地域医療ネットワークサービスを発売した。

» 2011年05月10日 16時37分 公開
[伏見学,ITmedia]

 富士通は5月10日、医療機関向けにSaaS(サービスとしてのソフトウェア)型の地域医療ネットワーク「HumanBridge」を販売開始した。地域(市町村や県など)の病院や診療所、介護施設などの医療機関全体で、患者情報をネットワーク経由で共有できるという。

 同サービスは、診察結果や医用画像、レポート、プロファイルなど、各医療機関が電子カルテシステムに個別登録している患者の情報を、中核となる医療機関に設置するサーバ(ゲートウェイ)に集約し、富士通のデータセンターと連携するという仕組み。これにより、診療所などの医療機関はインターネットに接続できるPCと電子カルテシステムさえあれば、地域の患者データをリアルタイムで確認できる。

「HumanBridge」のサービスイメージ 「HumanBridge」のサービスイメージ

 サービス利用価格は月額10万円から。中核となる医療機関がそのほかの医療機関の電子カルテシステムに接続するには、別途、サーバの導入(価格は1000万円から)が必要となる。

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