日本IBMは、Storwize V7000の容量を拡張しクラスタ構成も可能にする制御ソフトウェアを発表した。
日本IBMは5月19日、2010年8月の買収により同社製品に加わったミッドレンジストレージ「IBM Storwize V7000」の最大容量を、最大32ペタバイト(従来の4倍)に拡張するソフトウェア「IBM Storwize V7000 v6.2」を発表した。同日より販売開始する。
本ソフトウェアでは、容量の拡張に加え、2台のStorwize V7000を並列接続し1台のストレージとして見立てるクラスタ構成が可能になった。クラスタ化すればサーバと接続するポート数も2倍になるため、理論上、サーバからストレージへのアクセス速度も最大で2倍になる。日本IBMでは「拡張性が向上したことで、さらに長期にわたって活用できるため、ユーザーの(ストレージへの)投資を保護できる」としている。
新しいソフトウェアを搭載したStorwize V7000の価格は607万5000円(税別)から。6月10日に出荷を開始する。
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