管理負荷を軽減しつつ実効性ある省電力を:今夏のPC節電はインテル vPro テクノロジーとIBM電源管理ソリューションが担う

今夏に向けて企業には、積極的な省電力の取り組みが求められている。中でもオフィスで稼働するクライアントPCの節電は、大きな効果が期待される部分だ。それを実現するツールとして注目されているのが、インテル vPro テクノロジーに対応したIBMの「Tivoli Endpoint Manager」である。


クライアントPCの電力管理で節電に取り組む

 東日本大震災は、多方面にわたって大きな被害をもたらした。とりわけ首都圏の企業に深刻な影響を与えたのが、原発事故に起因する電力供給不足である。節電への取り組みの成果によって計画停電の実施は免れているものの、今夏の電力需給については予断を許せない状況のままだ。そのため2011年5月現在、政府は国内企業に対して一律15%の節電目標を課すとともに、大企業に対しては電力使用制限令を発動して実効性を高めた節電施策を行う見込みだ。

 この節電目標15%を達成するために、企業にはさまざまな節電に対する取り組みが求められている。そうした節電の取り組みの中で、比較的大きなウエイトを占めると考えられているのが、IT機器の節電である。日本IBMの調べによると、現在の一般的なオフィスでは、全ての消費電力の約4分の1がIT機器によって使われているという。こうしたIT機器を節電すれば、節電目標のかなりの割合を達成できる可能性があるのだ。

 しかし、今やIT機器は企業活動に欠かすことができず、単純に電源を落としてしまうわけにはいかない。低消費電力の新製品にリプレースすれば一定の節電効果は得られるだろうが、そのためには新たな投資が必要になるというジレンマがある。

 そんな中で比較的容易に着手できるのが、クライアントPCの電源管理である。電源の“つけっぱなし”が多いクライアントPCの電源を細かく制御することで、かなりの節電が行えるだろう。ただし、そうは言ってもクライアントPCの電源管理をユーザー自身の裁量に委ねていては、大きな節電効果は期待できない。だからといって、情報システム部門がクライアントPCの電源管理を集中して実施すると、ユーザーの業務に支障をきたす恐れもある。

 こうした課題を解決するには、電源管理を一元化できるツールを導入することが最善策である。日本IBMの「Tivoli Endpoint Manager(TEM)for Power Management」も、電源管理に適したソリューションの1つだ。

大規模なクライアントPCの統合管理を実現

 TEM for Power Managementは、あらかじめ設定した電源管理のためのポリシーをクライアントPCに適用することで、消費電力の節約とコストの削減を実現するツールである。複数の拠点に分散しているクライアントPCの電源管理を一元的に集中して実施できる。ポリシーを適用することで、クライアントPCの休止/スタンバイの状態を細かくコントロールすることが可能であり、業務時間外にクライアントPCを再起動したり、休憩時間や会議・外出で離席した際に自動的にスタンバイ状態にしたりする機能がある。

 とはいえ、情報システム部門がクライアントPCの節電を強要すると、ユーザーに不便さを強いる場合もある。そこでこのツールでは、ユーザーへの影響を最小限に抑えるために、複数の電源構成メニューからユーザーが自分で電源構成を選択することができる。また、ユーザーが作業中のファイルを保存してからシャットダウンするように構成できるという機能もある。使用電力量や消費電力量、電源投入時間などの分析結果をレポートとして出力できるので、ユーザーの節電意識を高めることもできる。1クライアント当たり年間1220円(税別)というリーズナブルなライセンスも用意されており、コスト負担が少ないのも特徴だ。

 この電源管理ツールは、IBMのエンドポイント(クライアント)統合管理ソリューション「Tivoli Endpoint Manager(TEM)」の一部を構成する製品。TEMはもともと、クライアントPCに対してパッチを安全に適用するソリューションである。「Fixlet」と呼ばれるポリシーに対し、必要な適用条件を付加して自動配布、クライアントPCはその指示に従ってパッチを適用するという仕組みが採用されている。例えば、電源管理についても、電源管理用のFixlet(ポリシー)をカスタマイズするという方法で構成する。

 TEMの特徴は、最大25万台ものクライアントPCを1台の管理サーバでコントロールできる拡張性にある。これを実現しているのが、クライアントPCに導入されたエージェントだ。中間サーバ的な役割を果たし、同じセグメントにある他のクライアントPCに対してソフトウェアを配布したり、クライアントPCの情報を管理サーバへ送信したりする「リレー機能」と呼ばれる技術である。実際に米国では、10万台以上のクライアントPCを一元管理して運用している導入事例もあるという。

vpro_tivoli.jpg クライアント環境の節電状況を可視化できる

 TEMはこのパッチ管理機能を中心に製品が構成されており、Power Managementの他に資産管理やソフトウェア配布、リモートコントロール、OS展開、ソフトウェア仕様分析などを行うための「Lifecycle Management」、セキュリティ構成管理や脆弱性管理、ネットワークアクセス制御を備えた「Security & Compliance」という2製品がラインアップされている。これらの2製品には、いずれもPatch Managementが含まれている。

 また、ビジネス向けクライアントPCの管理を効率化するインテル® Core™ vPro™ テクノロジー (以下vProテクノロジー)に対応しているのも特徴。vProテクノロジー搭載PCでは、電源がオフの状態であってもハードウェアを構成する詳細なインベントリ情報を収集したり、業務時間外の深夜にクライアントPCをリモートで起動し、パッチを自動適用してシャットダウンしたりできる。

 節電を実現するPower Managementから入り、その後、徐々にクライアント管理をTEMに移行するという部分的・段階的な導入も可能。vProテクノロジー搭載のビジネスクライアントPCを一元的に運用管理するのに適したソリューションだと言えよう。

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提供:インテル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2011年6月24日


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