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» 2011年05月27日 18時30分 UPDATE

オルタナブログ通信:在宅勤務の向き不向き (1/3)

約250人のブロガーによって、ITにまつわる時事情報などが日々発信されているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。今回は、その中から「在宅勤務」「Windows携帯」「電子書籍」などを紹介しよう。

[森川拓男,ITmedia]

「よくないね!」の衝撃

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 「よくないね!」ボタンを作りました。このサイトで「いいね!」と同様に作れます。すっごい、テキトーです。暇な人は使っていただけるとうれしいです。一応、親指が下向いてます。

 「よくないね!」ボタンを作ってみた。:村上福之の「ネットとケータイと俺様」


 現在、注目を集めているインターネットサービスといえば、やはりFacebookだろう。筆者が気になったのは、高木芳紀氏「普通のおじさんとソーシャルメディア。」のfacebookのあいさつ(poke)機能の意味、ニュアンスについてで紹介された「あいさつ」だ。高木氏は「今まで一度も使ったことがなかった」という機能で、確かに分かりづらい。「mixiの足跡機能みたいなものかな? とすると使い始めると変な気遣いとか『あいさつ疲れ』とかになっちゃうのかな? いずれにせよ、取りあえずなくても困らないな。だったらやめとこう。という流れ」になるのも同感だ。

 Facebookの「あいさつ」とは、英語では「Poke」というそうだ。「確かに日本語にそのまま訳せる言葉はありませんが、あえて言葉にするならば、『よう!』とか『おいおい』『ねぇねぇ』とか、そんな感じ」らしい。この機能が気になった高木氏が、その意味をとあるユーザーに尋ねて返ってきたのが、「授業中の消しゴム爆弾だよ」という答えだった。これは非常に分かりやすい例えだと思う。結局のところ、「『あいさつ』っていう訳はやっぱりちょっと変」という結論になりそうだ。

 Facebookといえば、よく目にするのは「いいね!」ボタンだろう。ブログやニュースサイトなどにも次々に登場し、この「オルタナブログ通信」にも付いている。

 しかし、これに違和感を感じていたということが、野村祐司氏「IT業界の「みょ〜にリアルなお話」」の「よくないね!」の衝撃で語られていて興味深い。「世の中『いいね!』ばっかりじゃない」と感じた野村氏は、「『よくないね!』ボタンがあったら押しまくりたい気分。」とツイートしたという。

 そして、このツイートに反応した人が現れた。村上福之氏「村上福之の「ネットとケータイと俺様」」が「よくないね!」ボタンを作ってみた。のだ。キッカケを作った野村氏は、このエントリーを読んでコーヒーを吹いたそうだ。村上氏は、「こういう勢いで作ったやつって、すぐお蔵入りだよね」と言い、「冷静になって考えると、自分のブログに『よくないね!』なんてボタンを貼る奴なんて、すごい少ない気がしてきた」と書いている。松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のよくないねはいいねという反応もあるにはあったが……。

 村上氏はその後、「いいね!」ボタンを256倍超えるオレオレボタンを作った。たぶん。の中で「面白いけど、使いたくない」という意見があったことを紹介し、「ボタンの中身は皆さんにまかせて好きに作れるオレオレボタン」に改良したという。「『いいね!』でも『ひどい!』でも『やめて!』でもなんでも」作れるのだ。村上氏のフットワークの良さには感心させられることしきりだ。読者の皆さんなら、どのようなボタンを作るだろうか。

つかみはOK?

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 コンサートでは、演奏し始めの第一曲の、しかも最初の30秒で決まります。だから、どんな曲を演奏するか慎重に選択しなければなりません。

 だれでもできるプレゼン作戦 「始めの5分に命をかけろ ミッションは一つだ」 #asacafestudy:永井千佳の音楽ブログ


 高木氏の誰も人のことなんて、見ていない。を読んで、思わず頷いてしまった。それは「ちゃんとここに書いてあるじゃん! どこ見てるのかな。」という思いについてだ。他人は「見て欲しい部分に限って、全然見てくれていない」ものなのだ。高木氏は、Facebookのプロフィールについてだが、筆者もある育成ゲームのプロフィール欄に最低限のことを書いているにもかかわらず、メッセージで同じことを何度も聞かれるということを経験している。もちろん「自分だって人様にそうしてるかもしれない」ので、人のことは言えないが。

 では、どうすれば確実に伝えられるか。高木氏は「やはり誰もが目にする、トップに近い部分にその情報を持ってくるしかないのでしょうか」と投げかけ、ファッション雑誌を例にして上げている。「少しでも見てもらう工夫」をすることが必要なのだ。

 これと呼応する内容が、「朝カフェ次世代研究会」にて発表されていた。永井千佳氏「永井千佳の音楽ブログ」のだれでもできるプレゼン作戦 「始めの5分に命をかけろ ミッションは一つだ」 #asacafestudyなどで紹介されているように、大塚雅文氏による「なぜ大部分のプレゼンはつまらないのか」というテーマの講演だったという。講演の出だしは「簡単なクイズ」だった。「突然内容に直結するクイズから開始して『なんだろう?』と思わせた」のだ。永井氏は、「時代を先に行く新しいプレゼンスタイルだ」と思ったという。

 そこで語られたのは、「最初はとにかく無駄を一切省き、すぐにコアなメッセージに入ること」だ。ありがちなプレゼンは、「自己紹介したり、なぜ今日来たのか、など説明」から入るが、来場者はテーマを分かった上で聴いているので、その辺りは必要ない。

 そして重要なのは、「コアなメッセージは一つ」だということ。人は気付かぬうちに、「あれも言いたい(あれも知っている)、これも言いたい(これも知っている)、いろいろ教えてあげたい(こんなに知っててすごいでしょう)となってしまう」愚を犯しがちなのだ。「自分は知っているから頭が整理できるのですが、聴き手は初めて聴く話なのです。消化不良になっていまい、帰り道『今日は一体なんの話だっけ?』となってしまう」。

 これを読んで思い出したのは、落語だ。落語は本題に入る前に、内容に絡んだ小噺や時事ネタなどから入る。そして、最終的に「サゲ」へとつなげていく。プレゼンの極意はここに隠されているのではないだろうか。

 なお、今回の講演内容について興味を持たれた方は、次のエントリーも合わせて読んでほしい。

ブロガー ブログ なぜ大部分のプレゼンはつまらないのか
坂本史郎氏 坂本史郎の【朝メール】より メッセージをシンプルにできないのは自分が偉いと主張したいから! #asacafestudy
永井孝尚氏 永井孝尚のMM21 第19回朝カフェ、大塚さんの『なぜ大部分のプレゼンはつまらないのか? 〜聴衆を飽きさせないプレゼンテーションの作り方〜』 #asacafestudy
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