VMwareが、WebメールのZimbra、クラウドプレゼンテーションツールのSlideRocketに続き、コラボレーションツールのScialcastを買収した。
米VMwareは5月31日(現地時間)、クラウドベースのコミュニケーション・コラボレーションツールを提供する米Socialcastを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Socialcastは2005年創業の、サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。企業顧客向けに、Microsoft SharePoint、Outlook、マイクロブロギングツール、仮想会議室などを統合したコラボレーションツールを、クラウドおよびオンプレミスサービスとして提供している。オンプレミスサービスは、VMwareの仮想アプライアンス上に構築でき、顧客の40%はオンプレミスサービスを選択しているという。VMwareのほか、Nokia、Avaya、SASなどが同社のサービスを利用している。
SocialcastはVMware傘下に入るが、サービスの提供は継続し、製品ロードマップも変更しないという。
VMwareはクラウドベースのコミュニケーション製品を強化しており、2010年1月にWebメールサービスのZimbraを買収し、この4月にはクラウドベースのプレゼンテーションツールを提供するSlideRocketを買収した。
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