「データセンター・アワード 2011」の概要を発表 グリーン・グリッド

国内データセンターの改善活動などを表彰する「グリーン・グリッド データセンター・アワード」が今年も開催される。

» 2011年06月09日 16時00分 公開
[伏見学,ITmedia]

 データセンターなどのエネルギー効率を促進するコンソーシアム「グリーン・グリッド(The Green Grid)」は、日本国内のデータセンターの取り組みを表彰する「グリーン・グリッド データセンター・アワード 2011」を今秋に開催する。同日本支部が6月9日に発表した。

グリーン・グリッド 日本技術委員会 代表の田口栄治氏 グリーン・グリッド 日本技術委員会 代表の田口栄治氏

 同アワードは、データセンターのエネルギー効率向上に対する企業や団体の取り組みを評価・表彰するというもの。対象となるのは、2010年12月1日以前から実務運用しているデータセンターで、応募時点で最低6カ月以上のエネルギー効率化に向けた改善活動を実施していること、グリーン・グリッドが提唱する評価基準「PUE(Power Usage Effectiveness:電力使用効率)」や「DCiE(Data Center infrastructure Efficiency:データセンター施設の電力効率)」を活用して改善前と改善後の定量化がなされていることが条件となる。データセンターの規模は問わず、企業内のサーバルームも対象となる。

 評価基準は「定量化」「目標設定と計画性」「継続性」「社会貢献性」「独創性」の5項目に分類されるが、「効率性指標の絶対値ではなく、あくまでも取り組みと継続的な改善度合いを評価する」とグリーン・グリッド 日本技術委員会 代表の田口栄治氏は説明した。

 応募期間は2011年6月13日から9月16日まで。昨年のアワードは、日立製作所が最優秀賞を受賞した。

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