New York Post、iPadのSafariからのアクセスをブロック――アプリ販売促進目的

News Corp.傘下の新聞「New York Post」にiPadのSafariからアクセスしようとすると、有料のiPadアプリの広告が表示され、Webサイトが開けなくなっている。

» 2011年06月20日 08時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
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 米Appleのタブレット「iPad」のWebブラウザ「Safari」から米New York PostのWebサイトを開こうとすると、iPadアプリの広告が表示され、Webサイトにアクセスできなくなっている。New York Postは6月17日、有料の購読アプリをApp Storeで公開している。

 New York Postのアプリは230円で、コンテンツを読むには別途月額800円(年間契約では8500円)の購読料が必要だ。また、これまで無料で提供されていた同紙掲載写真を閲覧できるアプリ「New York Post Pix」がApp Storeから姿を消し、同機能は新しいNew York Postアプリに統合された。

 New York Postは、ルパート・マードック氏率いる米メディア大手News Corp.傘下の老舗新聞社。News Corp.は2月からiPad向けのデジタル日刊新聞「Daily」を刊行している。この新聞も、購読するにはApp Storeから無料アプリをダウンロードし、週99セント(年間39.99ドル)の購読料を支払う必要がある。

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