Chrome 12.0.742.112では複数の深刻な脆弱性に対処するとともに、Flash Playerを更新した。
米Googleは6月28日、Webブラウザ「Chrome」安定版のアップデートを公開した。複数の深刻な脆弱性に対処したほか、Adobe SystemsのFlash Playerも更新している。
Googleのブログによると、最新版のChrome 12.0.742.112では合計7件の脆弱性に対処した。内訳は、危険度「High」の脆弱性が6件、「Medium」の脆弱性が1件となっている。
現時点で詳しい情報は公開されていないが、米セキュリティ機関のUS-CERTによれば、これら脆弱性を悪用された場合、攻撃者に任意のコードを実行される恐れがあるという。
Chromeに組み込まれたFlash Playerは、最新版の10.3.181.34に更新された。Adobeの更新履歴によると、同バージョンではクロスドメインポリシーファイルを使った一部コンテンツの互換性問題を修正している。
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