明治ロジテック、NECの物流向けERPで「誤出荷ゼロ」を目指す導入事例

明治ロジテックはNECの「EXPLANNER/Lg」をベースに、厳格な鮮度管理が必要とされる乳製品の物流システムを構築した。

» 2011年07月05日 19時51分 公開
[石森将文,ITmedia]

 明治ロジテック(サードパーティー ロジスティクスを事業とする明治グループの企業)とNECは7月5日、乳製品の鮮度を厳格に管理する「新物流システム」を構築したと発表した。2011年5月から稼働を開始している。

 明治ロジテックの取り扱い商品は約8000種にのぼる。アイテムごとに製造日や賞味期限を管理したり、顧客ごとにロットを統一したりするなど、緻密な管理が必要とされるが、従来はベテランの担当者により、人間の手で管理していたといい、業務の効率化と均質化、そしてヒューマンエラーの撲滅が課題となっていた。

 新物流システムには、NECの物流パッケージソフトウェア「EXPLANNER/Lg」を採用し、ピッキング・検品・出庫といった作業を可視化し、KPIに基づいて進捗管理することで、物流サービスの品質と生産性を改善したという。

 明治ロジテックでは、庫内作業の生産性を20%向上と、センター運営コストの25%削減を見込んでいる。また誤出荷については「ゼロ」を目指すとしている。

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