4大レーベルの楽曲を無料で聴ける音楽ストリーミングサービスのSpotifyが米国上陸

欧州で人気の音楽配信サービス「Spotify」が米国でスタートした。同サービスでは、4大レーベルを含む1500万曲以上の楽曲をWindows、Mac、スマートフォンから検索・閲覧・ストリーミングできる。

» 2011年07月15日 10時04分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 スウェーデンで立ち上げられ、英国に拠点を置く音楽ストリーミングサービスのSpotifyは7月14日(現地時間)、米国でサービスを開始したと発表した。

 2008年創業の同社は4大音楽レーベル(Universal Music Group、Sony BMG、EMI Music、Warner Music Group)や独立系の幾つかのレーベルと契約しており、各国で合法的な音楽配信サービスを提供している。

 同サービスでは、WindowsおよびMacで使えるクライアントソフトから、現在1500万曲以上あるという音楽コレクションを検索・閲覧・ストリーミングでき、プレイリストの作成も可能だ。iPhone、Android、Symbian、Windows Phone、Palm向けのアプリもある。

 米国でスタートしたサービスは、広告付きで無料の「Spotify Free」、広告のない月額4.99ドルの「Spotify Unlimited」、オフラインでも利用できる月額9.99ドルの「Spotify Premium」の3種類。スタート段階では招待制となっている。

 現在米国では米Apple、米Amazon、米Googleなどの大手が音楽サービスでユーザーを奪い合っている状態だ。各社でサービスの内容はさまざまだが、価格だけでみると、Appleが今秋にスタートする予定の「iTunes Match」は年額24.99ドル、Amazonの「Cloud Drive」は年額20ドル、Googleの「Music Beta by Google」は現在β期間中で無料だが、有料になる模様だ。

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