Google、「Music Beta」のユーザー向け音楽情報サイト「Magnifier」を立ち上げ

Music Betaのユーザーは、Magnifierが提供する数百の楽曲を無料で自分のライブラリに追加できる。

» 2011年08月18日 11時47分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは8月17日(現地時間)、5月に発表したクラウド音楽サービス「Music Beta」のユーザー向け音楽情報サイト「Magnifier」を立ち上げたと発表した。アーティストのインタビュー動画などを掲載するほか、ユーザーに無料で楽曲を提供する。

 magnifier

 ユーザーはMagnifierにストックされている数百の楽曲を、ボタンを1クリックするだけで自分のMusic Betaライブラリに追加できる。楽曲は毎日追加される。第一弾は、マイ・モーニング・ジャケットの2曲で、そのうち1曲はMagnifierでしか入手できない「The Day is Coming」のライブバージョンだ。

 Music Betaは、Googleのクラウドに2万曲までの楽曲をアップロードできる音楽サービス。名称通り現在はβ版で、無料で利用できる。対象となるのは米国内のユーザーのみだ。オンラインストア(iTunes Store)で購入した楽曲をストックできる米Appleの「iTunes Mach」と異なり、自分で購入したCDからリッピングした楽曲など、PCに保存したファイルをアップロードする必要がある。

 手軽に楽曲を入手できるWebサイトを立ち上げることにより、Appleや米Amazon、最近米国に参入したスウェーデンのSpotifyなどの競合サービスとの差別化を図り、新たなユーザーの獲得を狙う。

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