Google+のメリットと注意点オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2011年08月20日 12時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

Google+を使うメリットとは?

 Google+に興味は持っているけど、まだ利用法については試行錯誤中という方が多いようだなと感じました。

 Google+を早めに始めたほうがいい5つの理由:点をつなぐ


 モトローラ買収など、動きから目を離すことが出来ないGoogle。佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のGoogleの社名は「スペルミスから生まれた」というのはちょっと違うらしいによると、社名の由来は俗説とは少し異なるようだ。「Wikipediaには『新しい検索エンジンの名前を考えてドメイン名として登録した際、googol.comをgoogle.comと綴りまちがえたのがその起源と言われる。』と書いてある」が、佐藤氏が購入したKindle本「I'm Feeling Lucky: The Confessions of Google Employee Number 59」によると、「10の100乗をあらわす『googol』を社名にしようとしてgoogol.comを検索したら、このドメイン名はもう登録されていたのと、抜け目のないラリー・ペイジが『数字は商標登録できない』と言ったからという2つの理由でGoogleになった」という。真実は、いかに?

 Googleといえば、やはり「Google+」を外すわけにはいかないだろう。斉藤徹氏「In the looop」のGoogle+、その国内アクセス状況、サービスの強み、今後の展開を予測するでは、「今や『Facebookは日本で普及すると思いますか?』という定番質問にかわり、『Google+は普及するのでしょうか?』と尋ねられる機会が多くなった」というから驚く。とはいっても、「現在発表されているGoogle+はあくまで限定公開のレベル」。斉藤氏は今後のGoogle+の行方を短期的・長期的視野で予測しているが、果たしてどうなるのか。注目したいところだ。

 しかし、興味を持ってもGoogle+を始めていないユーザーも多い。高橋誠氏「点をつなぐ」のGoogle+を早めに始めたほうがいい5つの理由は、そんなユーザーに向けたメッセージで、なかなか参考になる。Google+を楽しむために面白そうな人を探してフォローするための4つの方法と、併せて読んでほしい。

 Google+を使う際の注意点を紹介してくれたのが、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のGoogle+を使い始めたら、連絡先にご注意!というエントリーだ。大木氏は、「メルマガ受信にしか使っていない個人用のGmailがあり、そこにリンクさせていたのですが、ふと気がつくと(メールの)連絡先にたくさんの名前が入っています。名前だったり、ニックネームのような。。。」という。しかも、「メールアドレスのない方がほとんど」。

 謎の連絡先の正体はなんと、Google+で「サークルに入れた人たち」だったという。「サークルに入れると、自動的にGmailの連絡先に登録」されるらしい。逆に、連絡先から名前を削除すると、サークルからもはずれてしまうという。大木氏は、「Googleアカウントに紐付いていると言えばそうなのですが、メール単独で使用している人には、ちょっと驚きかもしれませんね。無料メールを使っているのだからしょうがない。そう割り切れるかどうか」と言うが、読者はどう思われるだろうか。

Facebookの友達当てクイズ!

 「Facebookに大量に友達を増やしているのは危険だよ、海外からアクセスして、友達当てクイズに答えられないと、アカウントがロックされるよ」という話、自分も出くわしました。

 フェイスブックのセキュリティ対策、海外からアクセスすると友達当てクイズが出る!(画面有):きょこ コーリング


 Google+のライバル(?)である「Facebook」も話題満載だ。佐藤氏の囚人のFacebookページ?では、興味深いアメリカの事例が紹介されている。刑務所を管轄する役所が「被収容者(いわゆる囚人)のFacebookアカウントを削除するようFacebookにお願いした」というのだ。何と、「今年前半だけで7284台の携帯電話を没収したんだそうです。つまり、刑務所内でこっそり密売された携帯でFacebookを更新してる」というのだから驚きだ。しかも、「発覚したのも、受刑者からのメールを受け取った被害者からの通知から」とのことだ。それは怖い。

 Facebookと言えば、加藤恭子氏「きょこ コーリング」が書いた、フェイスブックのセキュリティ対策、海外からアクセスすると友達当てクイズが出る!(画面有)という話が以前からあった。「先日、海外からアクセスしたところ、友達当てクイズが出て来ました。複数の写真が表示され、それが誰かであるかを6つの選択肢から選ぶ方式」という。

 「選択肢の名前は男性の写真では男性の名前」が出てくるそうだ。なお、「2回スキップ可能」なので、「知らない人(顔の分からない人)を3人以上友達に登録していると、使えなくなってしまう可能性もある」かもしれない。加藤氏は「顔と名前の一致しない人」を友達に加えるのは危険である気がしたというが、同感だ。筆者は人の名前と顔を覚えるのが苦手なので、クイズに答えられるか心もとないのだ。

新しいワーキングスタイルとは

 インターネットやモバイル、ソーシャルメディアなど、様々なものの発達のお陰もあって、僕たちは不必要にオフィスに集まらなくても、自宅やカフェなど、場所に制約されることなく働くことができるようになってきました。

 日本でも広がってきた新しいシェアのスタイル「コワーキング(Coworking)」 その現状と国内最先端事例5選:ソーシャル&リアルの世界


 震災以降、在宅勤務が増えている。米野宏明氏「Connecting business in new ways.」のただいま在宅勤務中のように、節電対策で「今週は当方のオフィスフロアが閉鎖中のため、在宅勤務」という人もいるようだ。米野氏は、「稼働時間に連絡がつけばよいため、自宅にいる必要もないのだな。通勤の苦痛から解放され、息抜きも自由なので、実に快適だ。そして、実はこれで3週間会社に行っていない。完全なるモバイル ワークを実践中」だという。

 そして最近は、「コワーキング(Coworking)」という新しい形の働き方が注目されている。

 コワーキングとは、加藤健氏「ソーシャル&リアルの世界」の日本でも広がってきた新しいシェアのスタイル「コワーキング(Coworking)」 その現状と国内最先端事例5選によると、「アイデアや情報・ファシリティ・スキルなどをシェアすることにより、オフィス環境を共有する相乗効果を生み出そうとする新しい働き方」だという。「既存のレンタルオフィスのような時間貸しのスペースとは異なり、会議室やイベントスペース等を兼ね備えたオープンな空間になっているのも特徴で、単なる空間ではなく、コミュニティー・スペースである」らしい。

 金城辰一郎氏「CONNECT&CHANGE」はコワーキングから見えてくる、従来の労働を超えた幸せをコントロールする働き方とはで、セミナーレポートをまとめている。重要なのは、「CoWorkingのキーワードは『場所』でははなく『人』」だという。

 オフィス外での仕事は、得てして孤独に陥りがちだ。そこで、「コワーキング」という働き方が登場したわけだ。先に紹介した加藤氏のエントリーでは、「コワーキング・スペースの国内最先端事例として、5つのスポットを紹介」しているので、気になった人は行ってみるといいだろう。

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