SNSのリンク、面識ある人からなら約半数がクリック

SNSで面識のある人から送られたメッセージのURLを「気にせずクリックする」というユーザーが、半数近くに上ることがトレンドマイクロの調査で分かった。

» 2011年08月22日 14時22分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは8月22日、SNSの利用に関するユーザー意識調査の結果を発表した。面識のある知人や友人からのメッセージに記されたURLを気にせずクリックするユーザーが半数近くに上り、セキュリティ面で危険があると警鐘を鳴らしている。

 それによると、「直接会ったりする友人・知人のメッセージであれば、特に気にせずクリックする」との質問に対して、46.7%が「同意する」、31.7%が「やや同意する」と答えた。またオンラインのみの知人・友人の場合では、「同意する」が16.0%、「やや同意する」が31.1%だった。年代別では20〜30代で高い傾向がみられ、男女別では女性の方がやや高い傾向にあることが分かったという。

SNS利用中のメッセージ内のリンクに対する意識(出典:トレンドマイクロ)

 同社は、メッセージの送信元の人物との関係性が深いほど、ためらいなくリンクをクリックする傾向が強く、オフラインで面識のある友人・知人からのメッセージであれば約半数が特に気にせずクリックしていると分析。近年は、友人や知人からのメッセージを装ってユーザーを不正なWebサイトに誘導する攻撃が増えており、「少しでも不審なメッセージであれば即座にクリックを行わず、周囲に相談するなど慎重な行動が求められる」をアドバイスしている。

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