パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」に、ミドルウェアやアプリケーションなどをインストールしたサーバ設定情報を流通・活用できる新機能などが追加される。
ニフティは8月22日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」に、ミドルウェアなどをインストールしたサーバ設定情報を流通・活用できる「イメージ配布機能」などの新機能/新サービスを追加した。
ニフティクラウドではこれまで、クラウド上に構築したサーバの設定情報を「イメージ」として保存できる「カスタマイズイメージ」機能を提供してきた。新たに提供するイメージ配布機能では、保存したサーバイメージを他のニフティクラウド利用者へ配布できるようにする。これによりユーザーは「必要なミドルウェアやアプリケーションが既にインストールされたカスタマイズイメージを元にサーバーを作成することが可能となるため、環境構築の手間を軽減できる」という。
また同機能により、パートナー企業はニフティクラウドを「自社の商用パッケージなどの販路として利用」できるようになるという。ニフティは今後、パートナー企業とともにミドルウェアやアプリケーションを組み合わせたパッケージを拡充していく。
併せて同社は、Ruby版開発者ツール(SDK)や、日本オラクルの「Oracle Database」の各エディションをニフティクラウド上で利用できる環境も提供する。Oracle Database利用環境は8月24日から提供する。初期費用はサーバ当たり31500円(税込)。
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