EMCは、エージェントソフトをインストールすることなく、ストレージ上のデータを検出できる「EMC ProSphere」を発売した。
EMCジャパンは8月25日、ストレージ管理ソフト「EMC ProSphere」を発売した。分散運用する複数のストレージを一元的に監視、分析できるという。
同ソフトでは、直観的に操作できるというブラウザベースの新GUIを採用しており、2クリックでストレージの全体像を表示できるようにした。これにより、大規模な仮想化環境の複雑なシステムをユーザーが理解しやすくしたという。
また、エージェントソフトをインストールすることなく、データ検出(ディスカバリ)機能を実行できるのも特徴。世界最大級のデータセンターに対応できるように設計されているとし、一般的な企業の環境なら、導入からディスカバリまでを8時間以内で実行できるという。
ソフトの導入・更新作業にかかる時間も短縮した。ユーザーは同ソフトを1時間未満で「仮想アプライアンス」として導入できるほか、更新作業もGUI上で容易に行えるようにしたという。
ユーザーは「生産性、リソースの利用率、パフォーマンス、サービス・レベルなどを最大限に向上させ、仮想化やクラウド・ストレージに対する運用および設備投資のコストを最小限に抑えられる」(同社)としている。
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