ハリケーン「アイリーン」でニューヨーク市の公式サイトが一時ダウン

ハリケーン「アイリーン」の上陸前に、関連情報を求めるアクセスの殺到でニューヨーク市の公式サイトが数時間ダウンした。復旧後は被害状況や交通機関の情報を集約した特設ページが設置された。

» 2011年08月29日 09時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米国の東海岸に上陸したハリケーン「アイリーン」の情報を求めるアクセスの殺到で、ニューヨーク市の公式サイト「NYC.gov」が8月27日の午前中(現地時間)に一時ダウンした。アイリーンは28日朝に、勢力を弱めて熱帯低気圧となってニューヨーク市に上陸した。

 ニューヨーク市は一部の市民に対し同市史上初の強制避難命令を出し、市営の地下鉄も全面的に運休してハリケーンに備えた。市の公式サイトは27日の昼には復旧し、ハリケーン情報用の特設サイトも立ち上げられた。このサイトにはハリケーンの勢力や被害状況の情報が集約されている。市民はこのサイトで、倒木などの被害を報告できる。

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 同市は公式Twitterでも市内の被害状況について逐一ツイートし、28日午後2時にはブルームバーグ市長の「ハリケーンのピークは過ぎた。すぐに復旧対策体制に移る」という言葉を伝えた。この時点で、同市の6万2000世帯が停電している。

 同サイトによると、29日の午前4時には地下鉄が全面復旧する見込みだ。

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