米スマートフォン市場、Googleのシェアが40%超え、Microsoftは1ポイント減――comScore調査

AppleとRIMの順位が入れ替わり、Appleはスマートフォン市場で2位に、携帯電話市場では4位にランクアップした。

» 2011年08月31日 11時43分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社comScoreが毎月発表している携帯市場調査「comScore MobiLens」の米国における7月時点(5月〜7月の平均)のスマートフォンシェアで、首位の米GoogleのAndroidが、さらにリードを拡大し、41.8%になった。

 同社が8月30日(現地時間)に発表した調査結果によると、米国での同期間中のスマートフォンユーザー数は4月時点より10%増の8220万人だった。プラットフォーム別シェアでは、首位のGoogleが5.4ポイント増の41.8%、2位の座は米Apple(プラットフォーム名はiOS)がカナダResearch In Motion(RIM、プラットフォーム名はBlackBerry)から奪い、1ポイント増の27%だった。3位に落ちたRIMは4ポイント減の21.7%だった。4位のMicrosoftは前期に続いてシェアを減らした。同社のWindows Phone端末は、11月8日に米国で発売されている。

2011年7月の米スマートフォンOSシェアランキング
順位 OSメーカー名 2011年4月(%) 2011年7月(%) 変化(ポイント)
1 Google 36.4 41.8 5.4
2 Apple 26.0 27.0 1.0
3 RIM 25.7 21.7 -4.0
4 Microsoft 6.7 5.7 -1.0
5 Symbian 2.3 1.9 -0.4
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore mobiLens)

 携帯電話全体の米国のユーザー数は2億3400万人と前回の調査から動きがなかった。メーカー別シェアのランキングでは、スマートフォン同様にAppleとRIMの順位が入れ替わった。3位の米Motorola(Motorola Mobility)についてはGoogleが買収を発表しており、2011年末あるいは2012年初頭に手続きが完了する見込みだ。

2011年7月のメーカー別米携帯電話シェアランキング
順位 メーカー名 2011年4月(%) 2011年7月(%) 変化(ポイント)
1 Samsung 24.5 25.5 1.0
2 LG 20.9 20.9 0.0
3 Motorola 15.6 14.1 -1.5
4 Apple 8.3 9.5 1.2
5 RIM 8.2 7.6 -0.6
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore mobiLens)

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