日本HP、企業顧客の戦略的IT活用を支援する施設をオープン

経営課題でのIT活用を提案するため施設「EBC」を都内本社に開設した。年間5000人の利用を見込む。

» 2011年09月05日 16時12分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月5日、企業顧客に戦略的なIT活用を提案する施設「Executive Briefing Center(EBC)」を本社内に開設した。情報システムを担当する経営層や管理職などの年間5000人の利用を見込んでいる。

 EBCは顧客企業が抱える経営課題の解決にITを活用する方法を、日本HPの担当者と顧客企業の役員および幹部社員が検討するための施設。本社の1階および2階の約1050平方メートルに、10室以上の会議室とセミナールーム、デモルーム、マシンルームを備える。またプリンタ製品関連のショールーム「Imaging & Printing Solution Center」も併設している。

 顧客企業の役員層向けには、経営者視点で問題や課題をあぶり出し、その解決にHPの製品やサービスなどを役立てていく方法を海外拠点と連携しながら提案するという。また半日から1日をかけて実施するワークショップで、IT活用の具体的な方法の立案や設計などを行うという。

 小出伸一社長は、「経営資源の無駄を省きつつ、事業の継続性と革新性も確保するというのが多くの顧客企業に共通した課題。例えば、クラウドをどう使えばこれを達成していけるかなどを一緒に考え、導きだせる場にしたい」と話している。

Exective Briefing Centerの開所式(左)と同施設のサービス内容
手で触れる電子カタログ(左)などサイネージも工夫。“体を使った”議論に集中できるよう配慮したワークショップの部屋

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