東急建設、セキュリティ対策を統合したゲートウェイシステムを構築

パロアルトネットワークスのアプライアンスを使用して、ルータや複数のセキュリティ対策機器を一元化した。

» 2011年09月08日 17時36分 公開
[ITmedia]

 総合建設業の東急建設は、セキュリティ対策機能を統合したネットワークゲートウェイシステムを構築した。システム構築を支援したセキュリティ企業のパロアルトネットワークスが、9月8日に発表した。

 東急建設の従前のシステムは2004年に構築したもので、ルータ、ファイアウォール、ウイルス対策サーバ、URLフィルタリングサーバで構成されていた。機器が老朽化したことに加え、トラフィックの急増にも対応が難しくなったという。保守・メンテナンス費用も高額であったとしている。

 新システムでは、パロアルトネットワークスのセキュリティアプライアンス「PA-2050」を採用した。これにより、ルータや各セキュリティ対策の機能を統合。同アプライアンスは、1Gbps(IPS運用時は500Mbps)のスループットであり、5年後に想定されるトラフィックへの対応を見込んでの採用という。

 また、同機器ではユーザーごとにアプリケーションの利用をコントロールできるため、社内にファイル共有・転送の仕組みを構築。顧客や協力企業との間で行っていたCAD図面などの大容量データのやり取りを、外部サービスから社内のシステムに切り替え、外部のサービス利用を禁止することでセキュリティ強化を図った。

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