RIM決算、減収減益 タブレット「PlayBook」の販売台数は20万台

RIMの6〜8月期決算は、8月に発売した新OS搭載スマートフォンは好調なスタートを切ったものの、旧モデルおよびタブレット「PlayBook」の販売が振るわず、大幅な減収となった。

» 2011年09月16日 14時45分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 BlackBerryを手掛けるカナダのResearch In Motion(RIM)が9月15日(現地時間)に発表した第2四半期(6〜8月期)決算は、売上高が前年同期比10%減の41億6800万ドル、純利益は59%減の3億2900万ドル(1株当たり63セント)となった。1株当たり純利益は、同社が6月に発表した予測値(75セント〜1ドル5セント)を下回った。

 同四半期に出荷されたスマートフォンの台数は約1060万台で、4月に米国で発売したタブレット「PlayBook」は約20万台。前期のPlayBook販売台数は50万台だった。

 共同CEOのジム・バルシリー氏は「第2四半期の後半に発売したBlackBerry 7搭載の一連のスマートフォンは好調で、新製品への顧客からの関心は高い。旧モデルへの需要が期待したより低かったため、同四半期中の全体的な販売台数は予測を下回った。われわれはBlackBerry 7の成功に続けて、来年には次世代OSのQNXに集中する」と語った。

 第3四半期(9〜11月期)については、売上高を53億〜56億ドル、1株当たり純利益を1ドル20セント〜1ドル40セントと予測。通年については、1株当たり純利益を6月に発表した予測値5ドル25セント〜6ドルの下限に近くなるとした。

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