いい国って、どんな国？：オルタナブログ通信（3/3 ページ）

[森川拓男，ITmedia]

ソーシャルメディアポリシー、ありますか？

　ソーシャルメディアポリシーは、セキュリティポリシーやコンプライアンスマニュアルと同じように全企業で作成するべき文書だと思うが、日本ではまだその意識が低いようだ。

　ソーシャルメディアポリシーを策定済みの企業　日本ではまだ4社に1社：ナレッジ！？情報共有・・・永遠の課題への挑戦

　吉川日出行氏「ナレッジ！？情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のソーシャルメディアポリシーを策定済みの企業　日本ではまだ4社に1社を読んで、驚きを隠せなかった。「勤務先企業でのソーシャルメディアの利用規定の有無を問う設問があったが、『ある』という回答はいまだ25％だった」というのだ。

　ソーシャルメディアでの炎上事件が多発しているのに、企業としての備えにあたるソーシャルメディアポリシーの策定がいまだ進んでいない会社が多いそうだ。「炎上事件を起こした企業の中には、ちゃんとソーシャルメディアポリシーを策定し従業員に配布していたところもあるので、文書の作成だけではだめで、その後の教育・啓蒙活動も不可欠ということになる」という事実も見逃せないが――。

語尾を考える

　もし本気で実行したい、やりたいと思っているものがあるなら「〜たい」という言葉はやめて「〜する」に変えてみてはいかがでしょうか。

　あなたが叶えたいことが叶わない理由とは？：ネットバー

　最後に、日々何気なくとっている行動について指摘するエントリー2つを紹介しよう。

　まず、空野正輝氏「ネットバー」のあなたが叶えたいことが叶わない理由とは？。「『〜たい』と言っている時点で実はみんな本気で実行する気がなんてないんです。本気で実行する場合は『〜たい』なんて言葉は使わないのではないでしょうか。『〜たい』をつけることによって、僕たちは実行できない時のために自分に言い訳をつくっているじゃないですか？！」と手厳しい。しかし、続く提案は前向きだ。「もし本気で実行したいと思っているなら『〜たい』を使わず『〜する』『〜いく』といいきってしまえばいいのです」。なるほど、ひとつの考え方である。

　思わず「苦笑」してしまったのが、吉政忠志氏「ベンチャービジネス千里眼」のマザーテレサの言葉から考える。「苦笑」　と言う言葉を使うのはやめませんか？」だ。筆者はパソコン通信時代から（苦笑）をよく使っている。とはいえ、吉政氏の言うような「『どうにもならない不幸な状況であるけど、笑う事くらいしかできないから、苦笑いしておこう』というような状況」ではない。それではどういう状況かと聞かれても困る。なぜなら、そこまで深く考えて使っているわけではないからだ。

　「誰にでも口癖があると思うのですが、その『口癖』はその人の人生から出てきている言葉だと思います」――筆者の場合、実生活で苦笑するケースが多くはないが、ネット上では（苦笑）することが多いので、「ネット口癖」みたいなものだろうか。

　空野氏と吉政氏のエントリーをきっかけに、自分の言動を見つめ直してみてはいかがだろうか。

　以上、9月1〜7日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、いくつか選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。どこから読めばいいか分からないという読者は、オルタナティブ・ブログの歩き方というナビゲーションページを、ぜひ活用してほしい。

　オルタナティブ・ブログを読むには、大きく分けて2つの方法がある。エントリーを個別に読む方法と、ブロガーごとに読む方法だ。

　エントリーを個別に読みたい人は、新着エントリー一覧をチェックするといい。フィード配信もされているので、モバイルツールなど活用すれば、出先でも気軽にチェック可能だ。アクセスランキングから上位エントリーをチェックすることもできる。

　ブロガー別に読んでみたい人は、ブロガー一覧や新規参加ブロガーをチェック。顔写真“のみ”一覧から見ると、なかなか壮観でもある。また、いま注目されているブロガーを知りたい場合は、月間ブロガーベスト30を見れば一目瞭然だ。TwitterやFacebookなどのアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみよう。

　このほか、オルタナブロガーのインタビュー、座談会、執筆記事もまとめられているので、ブログ以外のブロガーの姿も見てもらいたい。

　オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。

ITの潮流が分かるオルタナブログ通信過去記事一覧。

関連ホワイトペーパー

ブログ