電子書籍市場が乱立していて、自分が読みたい本の電子書籍が出ているのかどうか、どこから出ているのかを知るのが面倒くさかった
櫻吉清氏「少しでもパラノイアになってみる」が紹介した電子書籍、"太陽系 for iPad"の感想は、興味深いタイトルだ。「iPadの様なものはこのようなインタラクティブな本の方が向いている」。
電子書籍の普及は進みそうで進まない。その理由の1つに、高橋誠氏の「ダ・ヴィンチ電子ナビ」は電子書籍の横断検索ができて便利そうに書かれた、電子書籍市場の乱立があるだろう。自分が読みたい本の電子書籍版が出ているのか、どこから出ているのかを調べるのが面倒だからだ。そこに登場した『ダ・ヴィンチ電子ナビ』は、各電子書籍サービスに加え、紙の書籍も横断検索できるので、けっこう便利だ。ただ、これはあくまでも検索できるというだけのこと。「日本で電子書籍がいまひとつ盛り上がっていないのは、電子書籍市場の乱立が原因の1つ」であることは変わりがないので、「出版側の人たちには、もっと読者のことを考えて、使いやすい電子書籍プラットフォームの整備をしてほしい」ものだ。
以上、9月8〜14日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものから、いくつか選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでほしい。
本稿をきっかけにしてオルタナティブ・ブログを読もうとしたが、どこから読めばいいか分からないという読者は、オルタナティブ・ブログの歩き方というナビゲーションページも、ぜひ活用していただきたい。
オルタナティブ・ブログを読んでいくには、大きく分けて2つの方法がある。エントリーを個別に読む方法と、ブロガーごとに読む方法だ。
エントリーを個別に読みたい人は、新着エントリー一覧をチェックするといい。フィード配信もされており、モバイルツールなど活用することで、気軽に出先からでもチェックできる。アクセスランキングから上位エントリーをチェックすることも可能だ。
ブロガー別に読んでみたい人は、ブロガー一覧や新規参加ブロガーをチェック。顔写真“のみ”一覧から見ると、なかなか壮観でもある。また、いま注目されているブロガーを知りたい場合は、月間ブロガーベスト30を見れば一目瞭然だ。TwitterやFacebookなどのアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみよう。
このほか、オルタナブロガーのインタビュー、座談会、執筆記事もまとめられているので、ブログ以外のブロガーの姿も見てもらいたい。
オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。
ITの潮流が分かるオルタナブログ通信過去記事一覧。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.