NEC、大量の時系列データをリアルタイム分析できるハードウェア設計技術を開発

複合イベント処理をソフトウェアで行う場合に比べて、約50倍の高速処理が可能になるという。

» 2011年09月28日 14時03分 公開
[ITmedia]

 NECは9月28日、新たなハードウェア設計技術を開発したことを発表した。株価などの大量の時系列データをリアルタイムに分析できるほか、C言語を用いてユーザーが自由に回路を書き換えられるのが特徴という。

 今回の技術は、ソフトウェアで行う「複合イベント処理」をハードウェアで行えるようにすることで、約50倍の高速処理を実現するとしている。同社は、正規表現を関数に応用する「関数の正規表現」を用いたハードウェア処理機構を開発。正規表現による一致処理と関数による計算処理をハードウェアで同時に実行できるようにした。

 また、同社のシステムLSI設計ツール群「CyberWorkBench」を利用すれば、ユーザーは独自のデータ分析・処理の関数をC言語でプログラミングするだけで、ハードウェアにこれを実装できるという。

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