レッドハット、異種混在/分散環境向けのミドルウェア製品を発売

大容量データなどの高速処理を行うためのミドルウェア群「RedHat Enterprise MRG」を国内で初提供する。

» 2011年09月30日 14時47分 公開
[ITmedia]

 レッドハットは9月29日、異種混在/分散環境向けのミドルウェア製品「RedHat Enterprise MRG(Messaging、Realtime、Grid) 2.0」を発売した。サブスクリプション形式の販売で、価格は個別見積りとなる。

 新製品は、同社のRedHat Enterprise Linuxやその他のOSプラットフォームで動作する異種混在環境のシステム、分散コンピューティングシステム向けのミドルウェア。大量のデータを高速処理するためのメッセージング機能や、散在する複数システムのグリッド化、タスクスケジュール管理などの機能を搭載し、米国など海外では3年前から展開しているという。

 同社は、メッセージング技術について「Advanced Message Queuing Protocol Working Group」に参加して標準規格の策定に取り組んでおり、分散コンピューティング技術関連では米ウィスコンシン大学のCondorハイスループットコンピューティングプロジェクトと連携。メッセージングとグリッド技術は、JavaやSolaris、.NETなどのプラットフォームでも配備できるのが特徴としている。

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