富士通、PCサーバ「PRIMERGY」にHyper-V構成済みモデルを追加

富士通は、PCサーバ「PRIMERGY」に、Microsoft Windows Server 2008 R2 Hyper-Vを組み込んだモデル2種を販売開始する。

» 2011年10月11日 15時57分 公開
[ITmedia]

 富士通は、10月11日、中堅・中小企業の仮想化サーバ導入を容易にするため、PCサーバ「PRIMERGY」に、「Microsoft Windows Server 2008 R2」が標準搭載する仮想化技術「Microsoft Windows Server 2008 R2 Hyper-V(以下 Hyper-V」を、あらかじめ設定し、構成済みで提供するモデル2種を販売開始すると発表した。これによりユーザーは、仮想化システム導入の作業期間を短縮でき、運用コストも削減できるという。

 今回提供する機種は、仮想化において集約効率の高い2Wayラック型サーバに加え、中堅・中小企業にて多く利用されている1Wayタワー型サーバとなる。1Wayサーバで試行し、2wayサーバで本格展開するといった段階的な導入にも有効だという。今後も、対象機種を順次拡大していくとしている。

 富士通は2008年5月に、「Hyper-V」による仮想化システムの構築を支援する「富士通 Hyper-V 仮想化センター」を設立し、仮想化システムの導入検討、設計、構築フェーズにおける技術支援を実施している。本センターにおける3年以上の仮想化システム構築ノウハウをベースに、安心かつ迅速なシステム設計と構築を提供しているとし、今回提供するモデルに対しても、スムーズな導入・運用に向け支援するという。

 価格はPRIMERGY TX150 S7で構成したモデルが36万4000円から、PRIMERGY RX200 S6が66万円から(いずれも税別)。2011年11月中旬に提供開始する。

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