iPhoneに勝手に期待し、勝手に裏切られた人々オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2011年10月15日 12時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

エントリー数が急上昇!

 今回の「オルタナブログ通信」は、9月29日〜10月5日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「iPhone」「Twitter」「Kindle Fire」「コーチング」といったテーマについて紹介する。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしてほしい。

 まずは投稿状況のグラフを見ていただこう。

9月29日〜10月5日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 投稿されたブログ数自体は同数であったにもかかわらず、エントリー総数は右肩上がりを示した。次週以降の推移が気になるところだ。

 続いて、キーワードランキングを見てみよう。

順位 キーワード(カテゴリー) エントリー数 先週順位
1 ビジネス 72 →(1)
2 社会 48 →(2)
3 グローバル 39 ↑(5)
4 イベント 28 ↓(3)
5 本・書評・出版 25 ↑(8)
6 ストリーミング・動画 22 ↑(7)
モバイル 22 ↓(4)
8 ソーシャルメディア 15 ↑(9)
9 Twitter 14 ↑(10)
雑感 14 ↓(6)

 「イベント」が前回よりもエントリー数が増えたにもかかわらず順位を下げ、「グローバル」が3位になった。そのほかは、順位の変動は大きくあるように見えるが、エントリー数的にはほとんど変化がないため、誤差の範囲内と言えよう。ただし、「本・書評・出版」は大幅にエントリー数も増やしているので注目だ。なお、ベスト10以下には、11位に「テクノロジー」、12位に「音楽」、13位に「システム開発」、同率14位に「飲食」「スポーツ」「文化・芸術」が並んでいる。

 それでは、オルタナブロガーが9月29日〜10月5日に取り上げてきた話題を振り返ってみよう。

ソーシャルメディア教育の必要性

 「インターネットはね、世界中につながっていて、もちろん隣の家の人も使っているわけで」といったところから。みんな分かっているのでしょうけど、再認識からのスタート、といったところでしょうか。

 ソーシャルメディア教育は、オンラインとオフラインの使い分けから:走れ!プロジェクトマネージャー!


 佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」の時事ネタパロディメディアOnionの笑えないツイートで紹介されたのは、「時事ネタパロディサイトのOnionが、Twitterに投稿したパロディ記事に関連するツイートで顰蹙(ひんしゅく)を買った」海外の事例。この「ツイートはひとり歩き」し、「始末の悪いことに、これらのツイートには記事へのリンクがついておらず」、「Onionを知らない普通の人が国会関連のハッシュタグをつけてリツイートしたりした」結果、ちょっとした混乱を呼んでしまった。そもそも、「リンクがついていたとしても、リンクをクリックせずにリツイートする人はたくさんいる」ので、「冗談はWebサイトの中だけでやった方がいい」と佐藤氏は言う。

 大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のソーシャルメディア教育は、オンラインとオフラインの使い分けからでは、「仕事関係の方々と痛飲」したときの話を。「こういう場では、絶対にオンラインに書いてはいけないような話」が出る。「顔を合わせて話をして、そのうえで信頼できると思うから話をしているのであって、決して拡散してほしいとは思っていない」話題だ。そして、ソーシャルメディアの事件と呼ばれるものが、この「『企業機密』というよりは『モラル』の問題が多い」ことを指摘。問題は、「居酒屋での会話を、Twitterなどに書き込んでしまう。どう考えても、世界中の人が見ているのにもかかわらず」ということだ。

 最近の内定式ではソーシャルメディアの話もするようだが、大木氏は「そもそもオンラインとは、から説明して、理解してもらわないといけないんだろうな」と考える。「『インターネットはね、世界中につながっていて、もちろん隣の家の人も使っているわけで』」といった基本からスタートする必要があると。

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