国内UC/コラボレーション市場動向の予想を上方修正――IDC

2011年通年の市場規模は、東日本大震災の影響でマイナス成長を予測していたが、これをプラス成長に上方修正した。

» 2011年10月24日 12時51分 公開
[ITmedia]

 調査会社のIDC Japanは10月24日、国内ユニファイドコミュニケーション(UC)/コラボレーション市場動向調査の最新の分析結果を発表した。マイナス成長を見込んだ2011年の市場規模予想をプラス成長に上方修正した。

 それによると2011年上半期は、当初の予測では3月の東日本大震災の影響から、2010年上半期の991億3600万円を2.1%下回る見込みだとしていたが、9月までに行ったベンダー/システムインテグレーターへの調査の結果を踏まえ、2.1%増の991億3600万円になるとした。震災に影響は限定的であり、IPコンファレンスシステム市場などの特定のセグメントではユーザー企業の事業継続性計画対策の案件増加を受けて、堅調に成長していることが分かった。

 なお、通期では0.8%増の1864億1000万円と予想。2011年下半期以降は、復興需要やモバイル関連ソリューションの成長により、2015年までに年平均2.8%の成長が見込まれる。2015年の市場規模は2124億9900万円規模になると予測している、

国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場 セグメント別売上額予測:2010年〜2015年(出典:IDC Japan)

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