microSIMより60%小さい「nano-SIM」をG&Dが発表

iPhone 4Sなどで採用されているmicroSIMよりもさらに小さく、薄い「nano-SIM」をドイツのGiesecke & Devrient が発表した。早ければ2012年に搭載端末が発売される見込みだ。

» 2011年11月12日 07時46分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 SIMやICカードを手掛ける独Giesecke & Devrient(G&D)は11月11日(現地時間)、iPadやiPhone 4Sなどに採用されているmicroSIMより60%小さい「nano-SIM」を発表した。

 現行のSIMには、標準的な25×15ミリのものと15×12のmicroSIMがあるが、nano-SIMは12×9ミリ。厚さも15%薄くしたという。

 現在多数の携帯キャリアにテスト用のサンプルを提供している。欧州では2011年末に欧州電気通信標準化機構(ETSI)を通過する見込みで、2012年には同SIM搭載の端末が登場するとしている。

 Giesecke & Devrientは1852年創業のミュンヘンに拠点を置くセキュリティソリューション企業。SIMカードの他にICカードや紙幣印刷システム、シングルサイオンソリューションなどを手掛ける。

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